2012/01/24 今日は「デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

女の子向け玩具は、性差別になる?


Photo by Tuala Hjarno


ここ数年、“女の子向け”のラインナップに力を注いできたというデンマークの巨大玩具メーカーLEGO社。

レゴの代表格といえばレゴブロック。これは女の子も男の子も関係なく、想像力豊かな遊びができると世界中で愛用されている玩具だ。
だが、子供が少し成長したとき、男の子は乗り物シリーズだったり、パイレーツシリーズだったりと引き続きレゴで遊ぶ子供はいても、女の子はどうだろうか?

ネット上でも「女の子向けのレゴって、どういうのがありますか?」という質問を見かけることがある。長年かけたリサーチの結果、レゴが仕掛けた次なる戦略が「女の子向け」という訳だ。

お人形で遊ぶドールハウスや、ままごとが出来るスーパーマーケットなど、ピンクや赤のカラーを基調にした女の子向けラインナップがレゴからずらりと登場。女の子向け商品に着手したことにより、2008年以来、およそ68%も利益が上昇。レゴにとって2011年は非常に良い年となった。

レゴは4年の歳月をかけ、Lego Friendsという新商品を開発。
娘を持つ親子にインタビューをしてデータを取り、5歳~13歳の女の子はもっとロール・プレーイング的な“役になりきった遊びをしたい”ということがわかってきた。

今年発売されるという新しいコレクションは、5人の女の子が主人公。
架空の街「ハートレイクシティ」」が舞台となっている。新商品もまた、消費者に良い反応があるとレゴ社は自信を見せている。

しかし、この新しい女の子向け商品。人気のウラに、徐々に批判の声もあがってきているという。

あるウェブサイトに、女の子向け商品販売の停止をレゴ社に申し立てるページが作成された。それには、レゴ社の女の子向けランナップは、「ビーチでのんびりとくつろいだり、鏡の前で髪の毛をブラッシングしたり、女の子友達とショッピングをしたりするのは、“性差別”を奨励する行為だ」と訴えているとのこと。


レゴ社女の子向けラインナップ
http://search2.lego.com/exec/?q=girl&pt=&lang=2057&cc=US&u

性差別とは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E5%B7%AE%E5%88%A5


北欧ニュース編集員


ジェンダー問題・・・なかなか難しいですよね。。
国や文化によっても考え方、感じ方が違いますよね。。
いろんなオモチャがあって、いろいろ選択肢があり、男女関係なくそれをセレクトするのは自由かな、とも思ったりしますが、どうでしょう?
子供がどんな遊びを選択するのか、そばから見ていると面白いですよね。

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