スウェーデン北部の街Luleaで、背筋も凍る、目を覆いたくなるような“事件”が発生。
ホラーとも呼べてしまう酷い状態なのは、とある3部屋のアパートの中。
ある男性1人と73匹の猫と2匹の犬が、とんでもなく不衛生な部屋に住んでいたことが発覚した。毛玉は床一面に散らかり放題、排泄物はそのまま、恐ろしい臭いも放っていたという。
「こんな酷い状態なのは見たことがない」と地元の獣医も驚きとショックを隠せない。
飼い主、と呼べるかどうかわからないこの45歳の男性。実は今回が初めてではない。
昨年の7月にも近所から通報があり、そのときも生活には不十分かつ不衛生な環境下で犬や猫を飼っていたことがわかった。
当時男性は、去勢済みの猫たち9匹を小さなアパートで飼っていた。この時すぐさま男性は動物を飼うことを禁じられたにもかかわらず、先月再び地元行政委員会が調べに入ったところ、残念なことに、さらなる酷い状況で犬や猫を飼っていることが発覚。
今回は、去勢手術をしていない雄と雌、さらには生まれたての猫など、73匹の猫が一緒に暮らしていた。
動物たちはすぐさま身柄を確保され、現在シェルターで保護されている模様。
猫を飼うことを禁じられていたはずの飼い主の男性は、「去勢手術用の費用がなかったから」と説明しているという。
動物虐待の罪に問われるかどうかは、まだ定かではないようだ。
少し前にも、ストックホルム南部のある家屋の中で、53匹もの猫を放置状態で飼っていた夫婦のニュースが流れた。この夫婦の行動は「動物虐待の罪」とみなされ、つい最近有罪判決を受けたという。
北欧ニュース編集員
聖なるバレンタインデーの日だというのに、まったくロマンチックなニュースでなくてすみません(汗)。
こうゆうことって繰り返す可能性があるそうです。キチンと飼うことのできる飼い主さんが見つかってくれることを願いたいですね。
75匹のワンちゃん&ネコちゃんは、今はシェルターにいるようですが、貰い手が見つからなければ・・・ということを考えると、ヒトとして、責任のある飼い方をあらためて考えさせられますよね。