(image photo) Miriam Preis/imagebank.sweden.se |
スウェーデン第2の都市マルメに、なんと国内初の“全くレジのない”食料品店がオープン。
話題となっているそのスーパーマーケットの名前は「Green Matmarknad」。
ここでは、利用客がセルフ・チェックアウト・システムを利用して支払いを行うという。
今はまだ珍しく感じる“レジなし店”でも、今後数年間のうちに、全ての店にセルフ・チェックアウト・システムが導入されているのではないかとGreen Matmarknadの創業者Daniel Waidzunas氏は語っている。
他大型チェーンの中にはすでにセルフ・チェックアウトの機械を導入しているところもあるが、「レジを全てなくしてしまうのはどうか」という点について、様々な意見が出ている。
スーパーマーケットチェーンのICAは、セルフ・チェックアウト・システムに対して好意的ではあるが、「だからと言って、支払いの全てをセルフ・チェックアウト・システムに取り替えるようなことはしない」と強調。あくまでも、新しく“追加”されるサービスのひとつと考えているとのこと。
CoopもまたICAと同じ考えで、利用客のためにセルフ・チェックアウト・システムは導入しているものの、それはやはりサービスの一部。導入したことにより「店のスタッフが店内の他の業務を行うことができる」というメリットが大きい。
自分で支払いを済ませるセルフ・チェックアウト・システムとはいえ、利用するにあたり、使い方がわからないといったヘルプを求めてくる場合が発生する。そのためにも、レジ係が近くにいる必要があるという。
ある食品店も、「長い行列を作ってでも、従来のレジの利用する人が多い」と語り、「並ぶ人を減らすためにも、セルフ・チェックアウトを使ってくれる人がもっと増えてくれたら」と利用を望んでいる。
セルフ・チェックアウトを利用してもらいたいものの、現実的に全てのレジがセルフ・チェックアウトになる日はまだまだ遠いと、大型店にとって「しばらくは様子見」といったところ。
Green Matmarknad
http://greenmatmarknad.se/
北欧ニュース編集員
このニュースを聞いて、すぐに頭に浮かんだのはガソリンスタンド。
セルフの店もあれば、スタッフに入れてもらえるスタンドもありますよね。
すべてがセルフでラク、という人もいれば、スタッフの方にやってもらいたい場合と、いろいろなシーンがあると思うので、レジで支払いもできるし、セルフでも支払えるような、いくつか異なるタイプの支払い方法があったらいいかもしれないですよね。
それにしても、全てのレジがセルフなスーパー、どんな雰囲気なんでしょう??
ちょっと覗いてみたいですよね♪
※次週の北欧ニュースはお休みとさせていただきます。次回お楽しみに!