北欧諸国に待ちわびた春の訪れ。弾むような話題があふれる中で、春のサインのひとつ、北欧諸国にも“あれ”がやってくる。
はーくしょん!
クシャミとともにやってくるのはそう、日本でも多くの人が悩まされる花粉症。
フィンランドではこの春、記録的な花粉レベルになるといわれている。
Finnish Forest Research Institute (Metla)によると、フィンランド各地で過去最高記録に近い、バーチ(樺の木)の花が開花すると予測されている。
フィンランドやスウェーデンをはじめ、北欧でも花粉症、花粉アレルギーは多く見られる症状。シラカバによる花粉症には毎年悩まされている人が多いのだそう。
ちなみに、日本ではスギやブタクサからの花粉アレルギーをよく耳にするが、北海道は北欧諸国と気候が似ていることから、北欧のシラカバとは少し異なるものの、近い種類ということもあり、シラカバの花粉アレルギーの人も少なくない。
今年、花粉の飛散が多いと予測されるフィンランドだが、中でも最も大変なことになりそうなのは5月。今年のバーチは、ここ数十年の間では見られなかったような、ものすごい数の尾状花序(カバノキ科やブナ科などに見られる猫のしっぽに似た形の細い円筒状の花の集まり)が確認されている。
前回記録的な状態だったのは1993年。多くの人がこれまでにない症状を訴えた年だという。今年も同じようなことが起こるかもしれない。
バーチが多く密集しているフィンランド南部や中央部では特に花粉量が多くなると見込まれており、フィンランド中央西部に位置するOstrobothnia地域の北部、またフィンランド中央東部に位置するKainuu地域での開花が凄まじい状態になると予測されている。
北欧ニュース編集員
日本でもまだ寒い年明けくらいから花粉の話題が出てきますが、北欧でも春の訪れ=花粉の到来なんですねー。
樺の木、シラカバの花粉もそんなにアレルギーを引き起こすものだなんて知らなかったです。。
ただ、日本みたいにマスクをする習慣はやはりないようですよね(苦笑)。
フィンランド在住の方で花粉症の方は、今年は飛散が多いそうなので、万全な準備を!
(このニュースでムズムズしてきちゃった皆様、スミマセン・・・)