2012/04/24 今日は「ノルウェー」よりこんなニュースが届きました!

ノルウェー山間部の街ローロスが「明日へのツーリズム賞」受賞


Church in Rosos
Terje Rakke/Nordic Life AS
/www.visitnorway.com
今年、ノルウェー中央部にある鉱山都市で知られるローロス(Roros)が、持続可能な成長を支えるための旅行産業の取り組みを支援する「明日へのツーリズム賞(Tourism for Tomorrow Awards)」を受賞した。

「明日へのツーリズム賞」は、デスティネーションの管理・自然環境保護・地域貢献・グローバルビジネスという4部門において、持続可能なツーリズムの発展に貢献する組織や団体に表彰されるもの。

ファイナリストには、インドネシアのMisool Eco Resort、日本の田辺市熊野ツーリズムビューロー(和歌山県)とノルウェーRorosが選出。
見事ローロスがノルウェー初の「明日へのツーリズム賞」を受賞し、先週4月16〜19日に開催された世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)グローバルサミット期間中に表彰式が行われた。今年のグローバルサミットの開催地は仙台。

ローロスは、ノルウェー山間部のロア川の河口にある街。17〜20世紀まで約300年もの間、銅や黄鉄鉱を産出したノルウェー国内で最も重要な鉱山の一つ「ローロス銅山」がある。17世紀後半〜18世紀の住宅や教会といった建物がほぼ当時のままの状態で残っているということで知られており、ユネスコ世界遺産に指定されている。

2010年の世界遺産委員会会議で、ローロスの周辺環境も新たに登録範囲に加わることになり、登録遺産名も「ローロスの鉱山都市と周辺環境」に変更となった。

ちなみに、ファイナリストに残った和歌山県の田辺市熊野ツーリズムビューローは、スペイン〜フランスにまたがる巡礼道「サンディアゴ・デ・コンポステラへの道」についで「道」が世界遺産として登録された2例目となる「熊野参詣道」を紹介。
日本の団体でファイナリストになったのは、田辺市熊野ツーリズムビューローが初めてのこと。






北欧ニュース編集員


ローロス、おめでとうございます!!
17〜18世紀の木造建築が当時のままかなり残っているという街。
こういう場所、もっともっと知りたいです。
それにしても、かなり雪深いところのようですよ〜。
なんと、最低気温がマイナス50.4度を記録したことがあるそうです!
ま、マイナス50度の世界・・・ゴクリ(汗)

※次号の北欧ニュースはお休みです。
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