Per-Erik Berglund /imagebank.sweden.se |
ヨーロッパや北アメリカなどで古くから親しまれているリコリスの菓子。
グミのような歯ごたえのある食感で、北欧諸国では特に、塩化アンモニウムで味付けされた塩気のあるリコリスが人気である。
フィンランド語ではサルミアッキ(salmiakki)、スウェーデン語やデンマーク語(salmiak)、ノルウェー語(salmiakk)ではサルミアックまたはサルミアクと呼ばれる。化学物質の“塩化アンモニウム”という意味があり、色は暗褐色。
あまり親しみのない人が食べるとショックを受けるという、北欧ならではの菓子として話題になっている。
北欧の伝統的なリコリス菓子。特に北欧の人々が好む“しょっぱい塩味のリコリス”にピンチが訪れた。
昨春、ブリュッセルにて、リコリス1キログラムに含まれる塩化アンモニウムの量を最大3グラムにまで減らすよう、EUから提案があがった。というのも、スウェーデンの塩味のリコリス菓子には1キログラムあたり、なんと70グラムもの塩化アンモニウムが入っており、その量を制限する提案が通った場合、今までのしょっぱいリコリス菓子は消え、塩味控えめのリコリス菓子になってしまうというのだ。
北欧諸国の食品会社や菓子製造業者、貿易会社などは、含まれる塩化アンモニウムの量は人体の健康に影響を及ぼすほどの量ではないと猛反発。先日、EU諸国は、リコリス菓子に使用される塩化アンモニウムの量を制限する提案を取り下げたという。
アイスクリームやチョコレート、蒸留酒のフレーバーにも使われたりと、スウェーデンをはじめ、北欧諸国では切っても切れない代表的なリコリス。今日も笑顔で楽しんでいるに違いない。
北欧ニュース編集員
スウェーデンの塩味リコリスをめぐる話題でした。
70グラム→3グラムでは、やはり味気ないというか、味がしない、という感じでしょうかね・・・。
リコリス自体をはじめて食べたのはアメリカだったのですが、黒いのはなんだかやはり色的に進まず(笑)。。チェリー味のリコリスは食べてましたね♪
ただ、ずーっと、リコリスとは知らず、細長いグルグルとした形の硬い「グミ」だとばかり(汗)
しょっぱいリコリスキャンディーは全然知識なしで北欧で初めて口にして。。あのときの驚きは今でも忘れられないですねー(笑)
画像の美しいスウェーデンのスイーツの中にも、リコリスを使ったものがあるそうです♪
美味しそうですね!