Daniel Beltra /Greenpeace |
昨日4月22日は、地球環境について考える日、「アースデイ」。
先週20日土曜、ストックホルム中心部では北極圏の鉱物採掘計画に反対する抗議デモが行われた。
ストックホルムの中心にあるセルゲル広場に、およそ1000人もの人々が集結。
デモ参加者の中には、採掘計画候補地にあがっているスウェーデン北部から、抗議のためにストックホルムまでやってきた人も多くみられたという。
また、このデモは、環境問題に興味を抱く子供たちや若い世代のための大きな団体である「Nature and Youth Sweden(Faltbiologerna)」が主催。約30もの団体が参加し、このほかにも、5つの都市や街でデモが行われた模様。
自国の北極圏エリアを開発して、鉱物産業の国際競争力の強化したいというのがスウェーデン政府の目的であるが、Nature and Youth Swedenは、鉱物の採掘計画は、先住民の生活への影響や環境が脅威にさらされることを主張している。
またこの日は、北極圏を世界的保護区に認定するよう訴える運動も世界各地で行われ、スウェーデンのサーミを代表するサーミ議会議員をはじめとする活動メンバーたちの手により、北極圏を守りたいと願う約300万人の署名が入ったチタンとガラス製のカプセルを北極海の海底に下ろしたというのも話題となっている。
手つかずの自然が残された地球上最後の土地とも言われる北極圏。地球に住む全ての人の手で、共にに守っていく必要があると訴えた。
北欧ニュース編集員
20日に放送された大沢たかおさん出演の「神秘の北極圏」でも、ノルウェーのサーミのガイドの方が、「スウェーデンのある企業から土地の買収の話が数年前にあった」と話していました。
トナカイと共に1000年も前から暮らしている土地の下には、金が採掘されるということで、買収の話があったとか。お断りしたそうですが、未開の地だった北極圏のことが詳しく調査されていくほど、そういった話が浮上してしまう。。
個人的な意見ですが、やはり大沢さんが行ったあの北極圏の映像を見ていると、そのままそっとしておいてほしいと強く願います。石油掘削などの重機が持ち込まれると、生態系や環境も破壊されてしまうのは、目に見えています。。これはまさに、地球全体の人に関わる問題だと思います。
※来週・再来週はお休みさせていただきます。次号は5/14配信です。