最先端技術×エコデザイン！フィンランドの新スポット「Haltia」とは？
 photo by Tuomas Uola Finnish Nature Centre Haltia |
今年５月３１日、フィンランドのエスポーにあるヌークシオ国立公園のそばに、Finnish Nature Centerがオープン。構想から１０年以上もの歳月を経て、ようやく完成したフィンランドの最新スポットだ。
Finnish Nature Center、通称Haltia（ハルティア）の最大の魅力は、１つ屋根の下でフィンランドの大自然をまとめて知ることができるということ。
３７ヶ所もあるフィンランド国内の国立公園の雰囲気を体験することができ、実際に訪れたい人のためのサポート体制も整っている。
たとえば、北カレリア地方やラップランド地方といった遠方まで足を伸ばすことが困難な旅行者でも、Haltiaにくればフィンランドにあるいろんな大自然を体感することができるという訳だ。
目玉は、メインともいえるハイテク技術を駆使した、１８メートルにもおよぶ大パノラマ画面。
フィンランド地図をスクロールし、トッププロの写真家が撮影した美しい大自然の画像をこの巨大画面で堪能することができるという。
またこの施設は、環境に配慮した最先端技術が使われている。
寒い時期には暖房エネルギー自給率が７５パーセント、さらに暑い時期に利用する冷房に関しては１００パーセントまかなえるという設計。
夏の間中に降り注がれた熱を周囲の「岩盤」に溜め込み、寒い時期にその熱を利用することができるという。さらには、岩場に自生するセダムという植物が植えられたグリーン・ルーフとともに、屋根に太陽熱温水ヒーターを設置するなど、施設全体でエネルギーを作り出す取り組みがなされている。
Haltia内にはレストランやカフェもあり、ローカルフード、オーガニックフードを中心としたメニューを提供。夏にはヘルシンキ現代美術館こと、キアズマからHaltiaまで、シャトルバスが毎日運行される予定。
自然に満ちた、各フィンランド国立公園へ導いてくれる「窓口」のような施設「Haltia」。
年間約１５万人から２０万人の来館者数が見込まれている。
Finnish Nature Cente（Haltia）
http://www.haltia.com/
北欧ニュース編集員
５月３１日にオープンしたばかり！
ヌークシオ国立公園のそばだそうですよ。夏の間はキアズマからシャトルバスが運行されるというのも便利ですよねー。
ちなみにセンターは、６月５～６日はオープニングセレモニーのため、閉館されるようです。
ヘルシンキからちょっと足を伸ばして自然を楽しんでみたい！という方に非常に魅力的なスポットなのではないでしょうか♪
