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外国語を学習するためのガイドやテクニック、言語にまつわるさまざまな調査をしている機関「Foreign Service Institute (FSI)」が、“英語を母国語とする人が習得するのに時間のかかる言語”を独自に5つのカテゴリーに分けて発表している。
北欧5ヶ国の中で最も難しい言語はというと、カテゴリー4に入ったフィンランド語とアイスランド語。中でも特にフィンランド語のほうが、英語圏の人にとってより難しいと感じるようだ。カテゴリー4は、学習時間が早い人で最低約44週間、約1100時間は必要とされ、2番目に習得に時間がかかる言語と分類。フィンランド語はラテン語やゲルマン語とは関連性がなく、英語と文化の違いがあるというのが理由だ。
フィンランド語と同じようなレベルの難しさを持つ言語は他に、エストニア語、ハンガリー語、タイ語、ベトナム語など。
スウェーデン語とノルウェー語、そしてデンマーク語が分類されたのは、カテゴリー1。
英語圏の人にとって最も習得しやすいとされている。カテゴリー1の言語は、早い人で最低約23~24週間、約575~600時間で習得可能とのこと。理由は、言語のルーツが英語に比較的近いからだという。他には、フランス語やオランダ語、スペイン語やルーマニア語などもカテゴリー1に入っている。
このFSIの調査は、英語を母国語とし、他言語を学んでいる学生が他言語の筆記と会話において高等なレベルを達成するのにどのくらいの時間がかかるかを独自に調査したもの。
もちろん個人差があるのでこの調査が全てではない。
ちなみに、最も習得が困難な言語、カテゴリー5に分類されたのは、アラビア語、日本語、韓国語、広東語、北京語。これらは、最低でも88週間、約2200時間は必須という言語。習得するにはかなりの時間を要すると判断されている。
参考:
http://www.effectivelanguagelearning.com/
■カテゴリー1(23~24週間)
アフリカーンス語
(南アフリカとナミビアで話される、オランダ語の方言から生まれた言葉)
スウェーデン語
ノルウェー語
デンマーク語
オランダ語
フランス語
イタリア語など
■カテゴリー2(30週間)
ドイツ語
■カテゴリー3(36週間)
インドネシア語
マレーシア語
スワヒリ語
■カテゴリー4(44週間)
アイスランド語
エストニア語
フィンランド語
グルジア語
ハンガリー語
ラトビア語
モンゴル語
ロシア語
タイ語
ベトナム語など
■カテゴリー5(88週間)
ネイティブ・イングリッシュ・スピーカーが特に難しいと感じる言語
日本語
広東語
北京語
韓国語
アラビア語
※カッコ内の週数は習得にかかる時間(FSI調べ)
北欧ニュース編集員
習得できる時間を数字で表したユニークなランキングですね!
フィンランド語は世界で見ても難しいと言われていますが、英語圏の方からも難しいようですね。
もちろん個人差がありますが、日本が入った最も難しいとされるカテゴリー5は早くて約2年くらいかかるということでしょうか。
2年で筆記も会話もできるようになるのはかなり凄いことだと思いますが・・・。
小学校のときにあんなにたくさん漢字を覚えて何度も練習しましたもんね!日本人でも日本語は大変です。。
でも中には天才的にいろんな言語を操ってしまう方もいらっしゃいますからね~。
今まさに言語習得真っ最中という皆さま、がんばってください!