左:スウェーデン首相官邸 右:スウェーデン国会議事堂 (photo:Ola Ericson/imagebank.sweden.se) |
現地時間9月4日、アメリカのバラク・オバマ大統領がスウェーデンの首都・ストックホルムを訪問。現職の米大統領がスウェーデンを訪問するのは、スウェーデン史上初めてということで大きく報道され、数日前より市内は厳戒態勢。当日オバマ氏は満面の笑みでストックホルムに降り立った。
まずオバマ氏はスウェーデンのフレドリック・ラインフェルト首相と共に午後に会見し、晩にはフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領、デンマークのヘレ・トーニング=シュミット首相、ノルウェーのイェンス・ストルテンベルグ首相、アイスランドのシグムンドゥル・ダヴィード・グンラウグソン首相と会食。
議題にあがったのは、2011年より内戦状態にあるシリアについて。
シリアへの軍事介入に強行な姿勢を示す米大統領に、北欧首脳陣はシリアへの化学兵器の使用を非難。共同声明で強く訴えた。気候変動や人権などについても主張した。
今年6月、有権者の声を聞くためとタクシードライバーに扮したことで話題でとなり、日本でも報道されたノルウェーのストルテンベルグ首相は、会食の場を「とても和やかで友好的だった。オバマ氏に会うといつも刺激をもらう」と報道陣にコメント。
また、オバマ氏の隣の席でのおしゃべりはとても楽しかったというアイスランド首相は、「本当に好感の持てる人だ」と話しており、アイスランドにもぜひ公式訪問をとオバマ氏にラブコール。オバマ氏は、機会があればアイスランドを訪問したいと話していたという。
そんな会合の場でのグンラウグソン首相の姿に、思わずメディアが反応したのが、グンラウグソン首相の足元。オバマ氏と北欧リーダーたちが並ぶフォトセッションでなんと、左右異なる靴を履いていたことが判明したのだ。
右足は黒の革靴、左足はナイキのスポーツシューズという出で立ち。
関係者によると、左足は何かに感染してしまい足が腫れている状態で革靴を履くことができなかったというのが理由らしい。
北欧ニュース編集員
環境保護、開発援助、北極問題など、他にも色々と議題に上ったようですね。
化学兵器については北欧5ヶ国、かなり強く主張したようです。
それにしてもアイスランド首相・・・笑!
思わず親近感を覚えてしまったのは私だけではないはず・・・^^
ちなみに会食のメニューには、マスや鹿を使った料理のほか、デザートにはパッションフルーツムースが出されたようです。オバマ大統領、北欧料理も堪能していただけたでしょうか?^^