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ノルウェーの国営放送局「NRK」で放送される、スローなテレビ番組が人気を呼んでいる。
2011年には5日間と半日におよぶ北極海岸を横断するクルーズ船の旅を放送。さらには、今年2月放送の焚き火の映像だけ淡々と12時間流れる番組がなぜかヒットを飛ばしている。焚き火映像の話題は日本でも話題となった。
NRKが次回放送しようとしているスローテレビは、5時間におよぶ「編み物ライブ映像」。予定ではノルウェー時間11月1日金曜のゴールデンタイム、19時半から放送される。
羊の毛を刈るところから始まり、その糸を紡ぎ、編み、最後は人が出来上がったセーターを着用するところまでを流す。毛を刈る人、紡ぐ人、編む人すべてノルウェー人チームで構成される。
羊毛を刈るところからセーターにするという世界記録をオーストラリアが持っているということで、現在世界王者のオーストラリアの記録を更新する、という目的もある。
ちなみに、オーストラリアチームが保持するセーター製作の世界記録は4時間51分。
今回挑むノルウェーのセーター製作チームとしては、19時半からスタートし、日付が変わる前にセーターを仕上げたいと意気込みを語っているという。
果たしてセーターは4時間51分より早く編みあがるのか。そしてこのスローな番組はさらなるヒットを生み出すのか。国民の注目が集まる。
北欧ニュース編集員
お茶の間の人たちにとっては、スローかつゆる~い番組に見えますが、テレビの中のセーター製作チームにとっては「勝負」がかかっているため、気分的に“スロー”ではいられないですよね・・・(笑)
マツコデラックスさんと村上信五さんがMCを務める番組「月曜から夜更かし」で以前、このノルウェーの焚き火映像が取り上げられていましたよね!
視聴率が良いとのこと。ゆらゆらと燃える炎・・・癒し効果でしょうか。
あと、BGV、バックグラウンドビデオとして流している可能性も?
誰かと会話をしているときでも、テレビ音がじゃまにならないですし、会話が途切れたときでも話題のきっかけになる、とか?
現代のコミュニケーションに一役買っているかもしれませんね。