2013/11/27 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

アアルトがデザインしたヴィープリ(ヴィボルグ)図書館が再オープン!


Viipuri Library
http://www.alvaraalto.fi/viipuri/
HPトップページより

フィンランド建築デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトが手がけたものの中でも象徴的な建物といわれるヴィープリ図書館が、20年以上もの歳月をかけて修築され、先週土曜11月23日に再びオープンした。

ヴィープリは旧フィンランドの街で、現在はロシアのヴィボルグ(Vyborg)に属する。
スウェーデン領でもあったことから、スウェーデン語では、ヴィボリ(Viborg)、フィンランド語ではヴィープリ(Viipuri)でも知られている。(ここではヴィープリと表記)

図書館の建設がスタートしたのは1927年で、完成したのは1935年。
その頃ヴィープリは、まだフィンランド領だった。図書館は当時、国際的なモダン建築のアイコンとして注目され、戦前にアアルトが残したものとしては大変重要な建築物である。

第二次世界大戦の間、一部爆撃を受けた図書館は、その後十年以上もの間ずっと放置されたままだった。そのためかなり酷い状態に陥っていたという。

1990年初めになり、フィンランドやロシアで現在もなお続いているという寄付金や援助のおかげで、1991年から修築・修繕を開始。1935年当時の図書館の姿に戻すための復元プロジェクトが開始してから約20年、ようやくお披露目となった。

修築コストは、およそ800万ユーロ(約11億2000万円)といわれる。
フィンランドとロシア両国の政府、また両国の財団や慈善団体からの援助を受けながら完成させた国際的かつ大規模な取り組みだった。


Vyborg(Viipuri) Library
http://www.alvaraalto.fi/viipuri/
http://aalto.vbgcity.ru/node/377


北欧ニュース編集員


上記ホームページから、修復の様子が年表や画像で見ることができます。
なんでも最後の約3年間は、ロシア側の大きな資金援助もあり、修築作業がスムーズに行われたそうですよ。
戦前のアアルトが残した貴重な建築物、フィンランドからロシアに足を伸ばして行ってみたい場所ですよね!
最短距離で約242km。車で約3~4時間といたところでしょうか^^


【プレゼントのお知らせ】
誰かのそばにそっと寄り添いたくなる季節にぴったりな映画「リヴ&イングマール ある愛の風景」が、12/7(土)より渋谷ユーロスペースにて、さらには12/14(土)より大阪シネ・ヌーヴォ、梅田ガーデンシネマにて公開されます(その他全国順次公開)!

いつも北欧区をご利用いただいている皆様へ、「リヴ&イングマール」の劇場用ポスターを3名様にプレゼントいたします!!応募〆切は、2013年12月13日(金)正午です。

応募詳細はこちら!みなさまのご応募、お待ちしております!

このページの先頭へ