ヘルシンキ大聖堂広場 (photo:visitfinland.com) |
12月13日は聖ルシア(ルチア)祭。
スウェーデン・フィンランド・ノルウェー・デンマーク、南欧などで、キリスト教の聖人・聖ルチアの聖名祝日を祝う、クリスマス前の伝統行事として毎年行われている。この日を境に、本格的なクリスマスの準備を始めるともいわれ、まさに聖なる季節の到来。
11月末頃になると毎年注目されるのが、ルシア祭のメインとなる「ルシア」の選出。
候補者の少女の中から今年フィンランドの「ルシア」に輝いたのは、18歳の高校生、エケネス出身のElin Anderssonさん。
ルシアに選ばれたエリンさんは、12月13日、ヘルシンキ大聖堂にてロウソクの火が灯った冠を頭にかぶり、白いローブを着てルチアに扮し、街をパレードする予定。
今年もルシアを一目見ようと、毎年大聖堂前には大勢の人が集まるに違いない。
13日の戴冠式後の週末、14~15日もまた、ルシアのエリンさんはヘルシンキ中心部をはじめ、博物館や教会、病院や高齢者施設なども巡るという。
聖ルシア祭はスウェーデンでも毎年盛大に行われる最も重要な冬の行事のひとつ。
スウェーデンでもルシアに選ばれるのは非常に栄誉なことだとか。
またスウェーデンでは、ほんのり甘いロールパン「Lussekatt(ルッセカット)」を聖ルシア祭で食べることでも知られている。「ルッセ」はルシア、「カット」は猫という意味。「S」のようなくるりとした形が特徴的。サフランが入っているため、黄金色をしている。
北欧ニュース編集員
聖ルシア祭といえば、毎年話題となるのが主役の「ルシア」。
ルシアが誰になるのか、やはり皆さん気になるようですよ!
こちらのフィンランド最大のフィンランド&スウェーデン紙では、今年のルシアに選ばれたエリンさんはじめ、候補者の少女たちがずらりと紹介されています。
美しさだけでなく、知性なども求められるのでしょうね。
http://hbl.fi/nyckelord/lucia-2013
(スウェーデン語)