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今年4月に発表された「Global Youth Wellbeing Index」によると、対象国30ヶ国中、スウェーデンが総合2位にランクインした。
米ワシントンDCにあるCentre for Strategic and International Studies(CSIS)が発表したGlobal Youth Wellbeing Indexというのは、10~24歳を対象に、「国への参与」、「経済的機会」、「教育」、「健康」、「IT技術へのアクセス」、「安全保障」について、それぞれの国の若い世代を調査したもの。
若者にとって最も良い国だと判断されたのは、オーストラリア。
そのあと、スウェーデン、韓国、英国、ドイツ、米国と続き、7位には日本がランクインした。
30ヵ国中30位となったのはナイジェリア。北欧諸国では、今回はスウェーデン以外この調査の対象国には含まれていない。
この調査は、その国の若い世代がどんな風に社会を感じているのか、若い世代を理解するために非常に意味あるものになったという。
スウェーデンは、安全保障面では全体の1位となり、IT技術へのアクセス面でも全体の2位と好成績。教育面は6位、健康面と経済的機会も7位とトップ10入りしているが、国民の一員としての「国への参与」については12位となった。
「国への参与」というカテゴリーで1位だったのはコロンビア。
南アフリカが2位、インドが3位と続いている。4位タンザニア、6位ガーナ、7位ウガンダと、アフリカの国々がこぞってトップにランクインしているのは非常に興味深いところ。総合1位のオーストラリアでも9位、日本はなんと30ヶ国中23位という結果に。30位はロシアだった。
Global Youth Wellbeing Indexランキング
1オーストラリア
2スウェーデン
3韓国
4英国
5ドイツ
6米国
7日本
8スペイン
9サウジアラビア
10タイ
Global Youth Wellbeing Index(pdf)
https://csis.org/files/publication/140401_Goldin_GlobalYouthWellbeingIndex_WEB.pdf
北欧ニュース編集員
20代前半はすでに社会の一員として関わっていますし、10歳の小学生もあと約10年すれば社会人の仲間入りとなってきますよね。同じ国の仲間としてその国の将来を担っていく存在。
非常に興味深い調査ですね。
中でも最も興味を引いたのは、国への参与。先進国と呼ばれる国々はことごとく若い世代と国に「壁」があるようです。北欧からはスウェーデンのみでしたが、他の北欧諸国のティーンのことも聞いてみたいですよね。