2014/06/03 今日は「スウェーデン・フィンランド・デンマーク・ノルウェー・アイスランド」よりこんなニュースが届きました!

ブラジルW杯開幕の前に、知っておきたい北欧戦士たちの熱き戦い


Johan Willner/imagebank.sweden.se

6月12日、4年に一度のサッカーの祭典「ワールドカップ」がブラジルで開幕する。

日程や出場国を見て、「あれ?」と気づいた人もいるかもしれない。
なんと実は、“北欧5ヶ国全てブラジルワールドカップの出場がない”という事態。
「ダニッシュ・ダイナマイト」と呼ばれるデンマーク代表も、日本でもファンの多いスウェーデン代表も、残念ながら欧州予選で敗退し、ワールドカップへの切符を手にすることができなかったのだ。

すでに結果を知っている北欧関係者からは、「もうそのことには触れないでほしい」とお叱りを受けるかもしれないが、欧州予選突破の厳しさ、北欧5ヶ国の戦いぶりをあらためて知っておきたい。

欧州予選は、参加53チームが5または6チームずつの9組に分けられ、各組でホーム・アンド・アウェーの総当たりで戦う。そして、各組1位となったチームが本大会出場となる。

まずは5月8日に発表されたFIFAランキングで52位のフィンランドは、強豪スペインとフランスのいるグループI。スペインが勝ち点20で1位抜けし、フランスが2位でプレーオフへ。フィンランドは勝ち点9でこの組3位だった。

FIFAランキング23位のデンマークはイタリアと同組のグループB。
イタリアが勝ち点22で1位、デンマークは16でグループ2位でプレーオフ進出なるかと思われた。グループリーグ各組2位となった9チーム中、成績上位の8チームがプレーオフに進出するため、デンマークは成績順で9位となりプレーオフ進出は叶わず、ここで予選敗退が決定した。

デンマーク代表は2002年日韓大会でベスト16。日本で地元の人とのあたたかい交流が話題を呼んだことでも知られている。2010年南アフリカ大会では1次リーグ敗退。日本と同組だった。

FIFAランキング55位のノルウェーと58位のアイスランドは同組のグループE。
ここはスイスが勝ち点24で1位、ノルウェーは勝ち点12で4位だったが、アイスランドは勝ち点17と健闘しプレーオフへ進出。

2013年11月にレイキャヴィークで行われたプレーオフ「アイスランド対クロアチア」の試合は第1戦が0-0、第2戦は0-2でホームのクロアチアが勝利。アイスランドは敗れはしたものの、「良い夢を見せてもらった」と国民を興奮の渦に巻き込んだ。

FIFAランキング25位のスウェーデンと164位のフェロー諸島はグループCで同組。
この組はドイツが勝ち点28で1位抜け。フェロー諸島はこの組最下位。スウェーデンは勝ち点20で2位となりプレーオフへ。

2013年11月に行われたプレーオフ。スウェーデンの相手はC.ロナウド率いる強豪ポルトガル。
第1戦は0-1とポルトガルが勝利。第2戦ではホームでスウェーデンのFWズラタン・イブラヒモビッチが2得点あげたものの、ポストガルのC.ロナウドがハットトリックを決め、2-3でポルトガルが勝利。ワールドカップへの切符を手にした。

スウェーデンは2006年ドイツ大会で予選を突破しベスト16。2010年の南アフリカ大会、今年2014年のブラジル大会ともに欧州予選で敗退。2大会連続でワールドカップ出場の機会を逃している。

まだ気が早いが、2018年のワールドカップロシア大会では北欧の雄姿を見てみたいものだ。

2014FIFAワールドカップブラジル大会
2014年6月12日~7月13日
http://www.fifa.com/worldcup/index.html


北欧ニュース編集員


北欧出身の皆様、北欧サッカーファンの皆様、ワールドカップ直前で非常にデリケートな(思い出したくない)話題を持ってきてしまい、すみません(汗)
ウィンタースポーツだけでなく、サッカーでも魅せてくれる北欧チームなのですが、、
あれ?今大会って??とお気づきになられた方もいらっしゃると思います。

なので、あえて北欧チームが欧州予選でどれだけ惜しく、厳しい戦いをしてきたのか、まとめた内容となりました。

個人的には、アイスランドが・・・!惜しかったですね!これまでまだワールドカップに出場したことがないアイスランド。歴史的勝利&W杯出場、応援してます!

プレーオフのスウェーデン対ポルトガル・・・イブラヒモビッチとC.ロナウドの対戦。
ワールドカップで見たかった組み合わせですよね(涙)。イブラヒモビッチは、マルメ出身で現在パリ・サンジェルマンFCに所属する32歳。ワールドカップにはなぜか縁遠く、今大会も逃してしまいました。

このページの先頭へ