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6月といえば、北欧ではクリスマス同様、大きな祭りとされる「夏至祭」が行われる。日本では梅雨真っ只中、雲で空覆われることが多く、豪雨や雷雨を気にしなければならないこの時期は、一年で最も昼の時間が長いことさえピンと来ないこともあるだろう。
北欧諸国では夜中まで明るく、北極圏のほうでは一日中太陽が沈まない白夜となり、太陽到来の季節を祝う。
フィンランドの人々の楽しみといえば、森の中の湖近くの小屋や群島などで、リラックスして過ごす夏休み。家族とゆっくり、のんびりと過ごす夏休みのはじまりともいえる6月に、「森の木とハグしよう」というイベントが行われた。
フィンランドの農村に住む女性たちによるNGO団体「Maa- ja kotitalousnaiset」が主催するイベントで、6月11日水曜のフィンランド時間20時に、賛同した人々で一斉に森の木にハグするというもの。
森林に感謝の意を示すという目的で行われ、公式ホームページによると、なんと4127名もの人が同時に木にハグしたという記録が生まれた。
木に宿る精霊と静かに対話するもよし、目を閉じて木の声に耳を傾けてみるのもよし。
母なる大地、森に抱かれたような、至福のひとときを過ごせるに違いない。
「Maa- ja kotitalousnaiset」公式HP(フィンランド語のみ)
http://www.maajakotitalousnaiset.fi/
イベント「ハグ・ツリー」
https://www.facebook.com/events/762881527058446/
北欧ニュース編集員
これまたフィンランドらしさたっぷりのイベントですね。
フィンランドではいま、レストランデイをはじめ、クリーニングデイなど、ソーシャルメディアから生まれるイベントが人気なのだそうです。
この「ハグ・ツリー」も「ハグ・ツリー・デイ」として世界中に広がっていくかも?!
木をハグして「いつもありがとう」という時間。みなさんもいかがですか?