今年で11回目を迎える「NORDIC COUNCIL FILM PRIZE 2014」。
デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5ヶ国から優れた1作品が選ばれる映画賞で、今年も各国を代表するノミネート作品が発表された。
国内のみならず、すでに国外の映画祭でも高く評価され、賞に輝いている映画ばかり。
ノミネート作品は以下のとおり。
■デンマーク
「NYMPHOMANIAC(原題:Nymphomaniac)」
監督/脚本:Lars von Trier、プロデューサー:Louise Vesth
■フィンランド
「CONCRETE NIGHT(原題:Betoniyo)」
監督/脚本:Pirjo Honkasalo、脚本:Pirkko Saisio、プロデューサー:Mark Lwoff、Misha Jaari
■アイスランド
「OF HORSES AND MEN(原題:Hross i oss)」
監督/脚本:Benedikt Erlingsson、プロデューサー:Fridrik Tor Fridriksson
■ノルウェー
「BLIND(原題:BLIND)」
監督/脚本:Eskil Vogt、プロデューサー:Sigve Endresen、Hans Jorgen Osnes
■スウェーデン
「FORCE MAJEURE(原題:Turist)」
監督/脚本:Ruben Ostlund、プロデューサー:Erik Hemmendorff、Marie Kjellson
近年、質の高い映画を生み出す北欧に注目が集まる中、北欧文化に根づいた北欧ならではの題材を、芸術的かつ独創的に表現した作品がノミネート。
デンマークの鬼才と呼ばれるラース・フォン・トリアー監督の問題作として公開前から話題となっている「ニンフォマニアック」や、アイスランドの「OF HORSES AND MEN(馬々と人間たち)」は日本でもこの秋に公開が決定している。
ちなみに、昨年はデンマークのトマス・ヴィンターベア監督作「The Hunt」が受賞。
記念すべき第1回目となる2002年はフィンランドのアキ・カウリスマキ監督の「The Man Without A Past(過去のない男)」が受賞している。
過去10回のうち、デンマーク映画の受賞が5回、スウェーデンが4回、フィンランドが1回。
「NORDIC COUNCIL FILM PRIZE 2014」の受賞作品は、10月29日に発表される予定。
http://www.nordiskfilmogtvfond.com/
北欧ニュース編集員
トリアー監督の「ニンフォマニアック」は、あまりの過激な性描写に予告動画が削除されたと話題になった作品。10月にvol.1、11月にvol.2が公開になります。
アイスランドの大自然を背景に、なんとも独創的な「OF HORSES AND MEN(馬々と人間たち)」もすでに数多くの賞を受賞。北欧区もイチオシ!
11月上旬に公開されます!
公式HP「ニンフォマニアック」
公式HP「馬々と人間たち」
北欧区記事「【祝・監督賞受賞】アイスランド映画「馬々と人間たち」@東京国際映画祭2013」
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