ストックホルム市内 |
前編のフィンランドとアイスランドに続き、今回は、スウェーデン・デンマーク・ノルウェーにまつわる2015年のアニバーサリーにスポットをあててみた。
まずは、スウェーデン。美しい名女優として世界を魅了したイングリッド・バーグマン(1915-1982)はスウェーデン出身。2015年はなんと、バーグマン生誕100周年の記念の年になる。アメリカのハリウッドでも活躍した名女優は、「カサブランカ」や「誰が為に鐘は鳴る」など、数多くの代表作があげられる。
さらにスウェーデンといえば、日本でも人気のヴィンテージの器。北欧デザイン最盛期といわれる50年代・60年代のヴィンテージ・ファンにはおなじみの老舗陶磁器メーカー、グスタフスベリ(1825-)が、今年で創業190周年を迎えるという。現在はバス・シンク・トイレまわりなどの製品を主に扱っている。
デンマークでは、「人魚姫」や「親指姫」、「みにくいアヒルの子」といった数々の名作を生んだハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-2013)が生誕210周年を迎える。
また、「光の巨匠」と呼ばれ、北欧を代表する建築家、ヘニング・ラーセン(1925-2013)が今年で生誕90周年。スウェーデンのマルメ市立図書館やコペンハーゲンのオペラハウスなど、世界が注目する建築物を手がけた。2012年には高松宮殿下記念世界文化賞建築部門を受賞。
デンマークからは初の受賞となった。
ノルウェーは今年、日本との国交110周年の記念の年を迎える。
ちなみに、来年2016年は日本とアイスランドが国交樹立60周年。2017年は日本・デンマーク修好150周年、2018年は日本・スウェーデン国交樹立150周年、2019年は日本とフィンランドが国交樹立100周年となり、日本と北欧諸国との関係を祝う、記念の年が続く。
イングリッド・バーグマン(wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%B3
イングリッド・バーグマン公式サイト
http://www.ingridbergman.com/
陶磁器メーカー「グスタフスベリ」
http://www.gustavsberg.com/se/konsument.html
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
http://www.hcandersen-homepage.dk/
ヘニング・ラーセン
http://www.henninglarsen.com/
北欧ニュース編集員
イングリッド・バーグマンは今年ちょうど生誕100周年なんですねー。
日本でも多くのファンがいらっしゃると思います。
特集上映などの企画がもちあがりそう!なんて妄想しておりますが、どうでしょうか?!
日本と北欧諸国の国交にも歴史を感じますね。
ノルウェーとは110周年。国交100周年を迎えた2005年は、ノルウェーで日本に関するさまざまな催しが行われたそうです。
外務省HPに紹介されています。ご参考に!
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/norway/jyuritsu100.html