|
ニューヨーク近代美術館(MOMA)で、今月8日より、アイスランド出身の歌姫として日本でも大変な人気を誇る「Bjork」の回顧展が開催される。
回顧展では、作曲家・音楽家・歌手としてのBjorkのこれまでの多面的な活動を網羅する内容で、彼女の携わった数々のプロジェクトやリリースされた8枚のアルバムを通じて、20年以上にわたる功績を描いたダイナミックな内容となっている。
こだわりが詰まったサウンドやビジュアル、コスチュームなど、常に人々の想像を超えるクリエイティブな音楽で魅了し続けるBjorkの仕事ぶりが解き明かされるのは、大変貴重な機会ということで、世界中から多くのファンがMOMA行きを計画中なのではないだろうか。
「All Is Full of Love」のPVでChris Cunninghamが手がけた印象深いロボットをはじめ、米アカデミー賞で着用したMarjan Pejowskiによるスワンドレス、Iris van Herpenの「Biophilia」ツアーでのドレスなども展示される予定。
今年3月にリリース予定だった9枚目となる新しいアルバム「Vulnicura」を、2ヶ月も早い1月20日に発表。楽曲の情報漏れが原因で前倒しでのリリースとなった新アルバムは、ビョークの元パートナー、Matthew Barneyに触発された作品であり、これまでの制作の中で、最も過酷なものだったと、失恋による傷ついたBjorkの心の内がリアルに描写されているという。
その新しいアルバム「Vulnicura」内に収録されている曲と同名のインスタレーション「Black Lake」が、今回のビョーク展のために新しく作られ、その予告動画がMOMAより公開された。監督はAndrew Thomas Huang、クリエイティヴ・ディレクションを務めたのは、Bjork、 Andrew Thomas Huang、James Merry。
今年50歳を迎えるBjork。これまでの功績を振り返り、ここをターニングポイントとして、また新たな世界を生み出してくれるに違いない。
回顧展「Bjork」は、6月7日まで。
回顧展「Bjork」(2015年3月8日~6月7日)
http://www.moma.org/visit/calendar/exhibitions/1501
【動画】Bjork "Black Lake" - Trailer
http://youtu.be/EiXQ5qaUGDI
北欧ニュース編集員
ビョークのデビューアルバムなど、ジャケットを振り返るだけでも懐かしい!
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のビジュアルもとても愛らしくて表現力豊かで・・・。
日本では2月末に公開された「劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション」の主題歌を担当したことで話題となっていますよね!
自らムーミンファン、トーベ・ヤンソンのファンであると明かしていたBjork。
彼女の作品の中には、ムーミンからインスパイアされている部分もあるかもしれないですよね。
回顧展は巡回の情報はないようですが、日本にもぜひ巡回していただきたい・・・!