2015/09/08 今日は「スウェーデン・フィンランド・デンマーク・ノルウェー・アイスランド」よりこんなニュースが届きました!

最も平和な国は?世界は平和に向かっている?世界平和度指数

様々なジャンルで世界のランキング上位に名を連ねる北欧諸国。今年、Institute for Economics and Peaceより発表された「世界平和度指数(Global Peace Index)」でもまた、北欧諸国は上位にランクインしている。

世界平和度指数とは、162ヶ国の国と地域を対象に、その国に存在する内戦やテロの脅威、犯罪、政治的不安、軍事予算、核の保有、近隣諸国との関係といった23の項目を指数化したもので、数値が低いほど平和な国ということ。2008年より毎年発表されている。

今年最も平和な国として1位となったのは、アイスランド。
アイスランドは、漁業の保護を目的とした沿岸警備隊などは保有しているものの、徴兵制度をこれまでに施行したことがなく、独自の軍事力を持っていないことでも知られている。国内の犯罪率は低く、国民も平和への意識が高い。

アイスランドとワンツーを飾ったのはデンマーク。フィンランドは6位にランクイン。
デンマークとフィンランドもまた、アイスランド同様、どの指数も5ポイント中1~2ポイントと低く、安定した数値で平和であることが示されている。

スウェーデンは13位。ほぼどの項目も1~2点だが、「武器の輸出」のみ、5点中5点と高い。
スウェーデンはNATOに加盟せず、自国は自国で守るという意識が強いため、武器や戦闘用車両などの開発、生産を積極的に行っているという。

17位のノルウェーもまた、「武器の輸出」「武器の輸入」の項目のみ5点中3点ではあったが、他は2点前後と低い数値を示している。

内紛の終結などで飛躍的に平和への改善が見られたギニアビサウ、コートジボワール、エジプト、ベニンなどの国がある一方で、アフガニスタン、イラク、シリアは162ヶ国中ワースト3となり、平和への道は非常に険しい。ちなみに、日本は8位、アメリカ合衆国は94位。

先月リリースされた、2008年から2015年の動向と分析によると、平和への努力と改善が見られる国は76ヶ国あるという。しかし、悪化した国は86ヶ国もあるため、2008年の時点より、世界は約2.4%ほど平和ではなくなっているとの結果が出た。内紛などでの死者は3/4に減少しているにもかかわらず、テロによる死者の数は、倍に膨れあがっているのが大きな原因といえる。

Global Peace Index 2015
1.アイスランド
2.デンマーク
3.オーストリア
4.ニュージーランド
5.スイス
6.フィンランド
7.カナダ
8.日本
9.オーストラリア
10.チェコ
11.ポルトガル
12.アイルランド
13.スウェーデン
14.ベルギー
15.スロベニア
16.ドイツ
17.ノルウェー
18.ブータン
19.ポーランド
20.オランダ

http://www.visionofhumanity.org/


北欧ニュース編集員


北欧のアイスランドとデンマークがワンツー!アイスランドは引き続き平和な国トップの座を堅守。
北欧5ヶ国は20位以内にランクインされました。
この数年間で改善の見られた国もあれば、悪化している国も・・・。中東やアフリカに深刻な状態が見られます。(この指数はその国の治安が良いか、悪いかというのとは、また異なるようです)

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