『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』を手がけたグザヴィエ・ピカルド監督(2015年2月撮影) |
日本では「テレビアニメがきっかけ」という人も多く、世界中で幅広い世代に親しまれるムーミンが、新しいテレビアニメシリーズになって登場するというニュースが発表された。
フィンランドのヘルシンギン・サノマット紙によると、新作ムーミンアニメは、全52話で1エピソード30分という番組構成が検討されているとのこと。
制作はスウェーデンのFilmlance社が手がける。同は、スウェーデンとデンマークを結ぶオーレスン橋を舞台に、合同捜査する両国の刑事たちを描いたデンマークとスウェーデンの人気合作テレビドラマシリーズ『THE BRIDGE(ブリッジ)』をはじめ、長編、短編、アニメーションを世に送っている。
また、イングランドのクレイアニメ映画『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』で、第78回アカデミー賞長編アニメ賞を受賞(2006年)したアニメーター、スティーブ・ボックス氏も制作に加わるという。
ムーミン公式サイトによると、ムーミンキャラクターズ社のソフィア・ヤンソン氏は、「Filmlance社と一緒に仕事ができることをとても嬉しく思います。トーベが生んだ原作や登場キャラクターを尊重しつつ、新しくて素晴らしいムーミンになると信じています」と話している。
ムーミンキャラクターたちの映像作品といえば、ムーミン出版70年の記念の年、昨年2015年に日本でも公開された『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が記憶に新しい。
脚本家・監督・プロデューサーとして国際的に活躍するフランスのグザヴィエ・ピカルド監督が、ムーミンをあまりよく知らない国の人たちにもわかりやすく、美しい色彩で、キャラクターたちを生き生きと描き出した。
1990年以来のムーミンのテレビアニメーション。一体どんな仕上がりになるのか、日本のファンも目が離せないだろう。
Moomin公式サイト
https://www.moomin.com/
スウェーデンの映像制作会社Filmlance
http://www.filmlance.se/en/
【特集】「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」グザヴィエ・ピカルド監督来日インタビュー!
http://hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022015021000015001/
北欧ニュース編集員
昨年公開された『劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス』は大変好評でしたよね♪
監督インタビューでは、ヤンソンの原作、考えをとても大切にしながら制作されていたことがわかります。
テレビアニメに馴染みの深い日本人にとって、ムーミンの新作アニメは気になりますよねー!
日本でも放送されるのでしょうか?!