2016/03/08 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

ヘルシンキ・デザイン・ミュージアムで、「イルッカ・スッパネン展」開催中


Ilkka Suppanen


Kivikko, Marimekko, 2009


Nomad Chair, Galerie Maria Wettergren, 1994

北欧で活躍するデザイナーや職人に贈られるスウェーデンの栄誉ある賞「Torsten and Wanja Soderberg Prize」(※)。2015年は、フィンランドのデザイナー、イルッカ・スッパネンが受賞した。

ヘルシンキ工科大学(現・アールト大学)で建築を、ヘルシンキ芸術デザイン大学(こちらも現・アールト大学)でインテリアと家具デザインを学んだスッパネンは、オランダ・アムステルダムでデザインを学び終えると、数年後に自身のデザイン事務所スタジオ・スッパネンを開業。

アルテックやマリメッコ、イッタラ、ウッドノーツ、ヴィヴェロ、カッペリーニ、レウコス、ザノッタといった、フィンランドやイタリアなど、数々のメーカーの家具や照明を手がけてきたスッパネン。現在、受賞を記念してフィンランドのデザイン・ミュージアムで開催されている「Ilkka Suppanen展」では、彼の広範囲にわたる作品の一例が披露されている。

スッパネン展の見どころは、この展覧会のために特別に作ったという天井を使ったインスタレーション「ウッド・クラウド」。数千もの薄い木片を天井から自由に泳がせたもので、スッパネンの強い想い入れのある環境や社会的責任に対する考えが反映された展示になっている。

日本では、2010年に新宿リビングセンターOZONEにて開催されたフィンランドデザインを紹介する「Hirameki展」のコンセプト・デザインを担当。スッパネンのこれまでの功績をあらためて感じるとこのできるエキシビジョン「Ilkka Suppanen展」は、3月27日まで。

(※)Torsten and Wanja Soderberg Prize
スウェーデン有数の助成団体であるTorsten Soderberg財団とRagnar Soderberg財団により、1994年にスウェーデンで創設された賞。

<ヘルシンキ・デザイン・ミュージアムで開催中>
2016年3月13日(日)迄「The Century of the Child」
2016年3月27日(日)迄「Ilkka Suppanen展」
2016年12月31日(土)迄「Finnish Form」


北欧ニュース編集員


画像にあるマリメッコのKivikkoをはじめ、フライングチェアや数々の家具や照明で知られるイルッカ・スッパネンさん。
「Hirameki展」、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?あれから5年以上経つんですねー。
フィンランドの最新デザインを紹介する大規模な展覧会でした!

「HIRAMEKI DESIGN × FINLAND」
会期:2010年10月29日(金)~11月7日(日)
会場:新宿リビングデザインセンターOZONE

▼「Hirameki」については、北欧区特集記事(会場レポ)もあわせてどうぞ!
vol.1
http://www.hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022010112700015001/
vol.2
http://www.hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022010120200015001/
vol.3
http://www.hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022010120600015001/
vol.4
http://www.hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022010120700015001/
vol.5
http://www.hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022010121200015001/
vol.6
http://www.hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022010121200016001/

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