シンプルで控えめ、流行にとらわれないガラスや陶芸作品を生み出すスウェーデンのデザイナー、Ingegerd Råman(インゲヤード・ローマン)。
SkrufやOrreforsといったスウェーデンの有名ブランドにデザインを提供し、国際的なデザイン賞を数多く受賞している、北欧で最も著名なデザイナーの一人である。
その彼女がこのたび、IKEAとのコラボレーションアイテム「VIKTIGT(ヴィークティグト)」シリーズをリリース。スウェーデン語で「important(大切・重要)」という意味。
「VIKTIGT」シリーズには、インゲヤード作品の真骨頂ともいえるガラス器や陶器だけでなく、竹やその他天然素材を使ったアイテムもあるというから新鮮。
ランプシェードやチェア、ラグ、さまざまなデザインやサイズの籠、天然素材で編んだ蓋付きのボウルやカッティングボードなど、インテリアを中心に、洗練されたモダンなデザインのアイテムが揃う。ベトナムやインドネシアの職人とともに作られたそう。
インゲヤードが日常づかいのアイテムにこだわるのは、「そのものが使われてはじめて、自分のデザインの価値が生まれる」という考えから。本国のリリースによると、「VIKTIGT」シリーズは、今年5月20日より発売開始予定。
ちなみに、現在、イケアジャパンのサイトで新商品として紹介されているのは、熟練した職人による吹きガラスのボウルセットや書籍のみであるが、このほかに、天然素材を使ったコレクションの取り扱いも予定されている。日本での「VIKTIGT」シリーズは、6月以降入荷予定とのこと。(情報は5/9現在)
【動画】
IKEA in collaboration with Ingegerd Råman
https://youtu.be/Y9AVSok4fko
北欧ニュース編集員
美しいフォルムで人々を魅了し、手仕事に関心の高いインゲヤードさんと、機能的なインテリアを低価格で大量に生み出すIKEAのコラボ。ちょっと意外で驚きました。
2014年から佐賀県有田の窯元をたびたび訪れているというインゲヤードさん。
彼女のものづくりへの情熱が詰まったIKEAとのVIKTIGTコレクション、楽しみです。