2016/07/05 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

気軽に街をサイクリング!今夏ヘルシンキでシティバイク運用スタート


HPスクリーンショットより

ヘルシンキに、新しい交通手段として「シティバイク」が導入され、この夏より運用が開始された。シティバイクとは、デンマークやスウェーデン、ノルウェーほか、各国で利用されている自転車シェアリングシステム。ヘルシンキでは、市街地50ヶ所に、シティバイク専用のバイクステーション(駐輪スポット)が設置され、約500もの自転車が利用できる。

以前ヘルシンキ市では無料で利用できるシティバイクを提供していたことがある。
今回は有料での提供になるが、テクノロジーを駆使したシティバイクシステムが導入され、自分の居場所に近いバイクステーションはどこか、空きの自転車はいくつあるかなどがわかるようになっている。

利用方法はまず、ウェブで登録し、1日・1週間・1シーズンから利用時間を選び、パスを購入。
発行された利用者IDと4桁の暗証番号を、最寄りのバイクステーションに設置されている自転車の操作画面に従って入力。認証が済むとそこからレンタル開始。戻すときは、目的地付近にあるバイクステーションに返却するといった仕組み。

はじめの30分は自由に使えることができ、30分を超えると追加料金が発生していく。
1度に5時間までなら利用可能だが、数時間乗ることを前提にするのであれば、1日分のパスを購入したほうがお得かもしれない。

現在バイクステーションが設置されているのは市街地中心であるが、2017年夏にはさらに拡大が予定され、最終的には150ヶ所、1500台ものシティバイクの設置が予定されている。
利用範囲も、Munkkiniemi、Pasila、Kumpulaあたりまで広がるという。

もちろん地元の人だけでなく、旅行者も利用可能。事前登録なしでクレジットカードを使って借りることもできる。その場合、利用できるバイクステーションは、Kaivopuisto,、Unioninkatu、Rautatientori/East、Kiasma、Hakaniemi Metro Stationのみ。一度に4人まで借りることができるため、家族や友人と一緒でも使いやすい。

空気がキレイな街として知られるヘルシンキ。自転車での移動は、ぶらりと歩くのも、トラムやバスとも違う体験を与えてくれそうだ。


ヘルシンキ・シティバイク
https://www.hsl.fi/en/citybikes


▼他北欧諸国のシティバイク情報
デンマーク http://bycyklen.dk/
スウェーデン http://www.citybikes.se/
ノルウェー http://www.bysykler.no/


▼関連記事
●『来夏より、ヘルシンキの街が様変わり?』(2011年10月)
http://www.hokuwalk.com/Topic/page/page_id/022011102400015001/
●『カード&バイク、これでアナタもヘルシンキ人』(2008年10月)
http://www.hokuwalk.com/Topic/page/page_id/022008100900015001/


北欧ニュース編集員


シティバイクの色は鮮やかなイエロー!
シティバイクのメインパートナーがスーパーマーケットチェーン「Alepa」なので、「Alepa」カラー&ロゴ入りとなっているそうです。
バイクステーションがどこにあって、空いてる自転車の数がわかるのは便利ですよねー!
使ってみたい!

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