2016/11/22 今日は「スウェーデン・フィンランド・デンマーク・ノルウェー」よりこんなニュースが届きました!

非英語圏72ヶ国を対象とした英語能力ランキング発表!北欧諸国は?

1965年にスウェーデンで設立された語学学校「Education First(EF)」が、英語を母国語としない世界72ヶ国を対象に、英語スキルをランク付けした「The English Proficiency Index (EPI)」を発表。EFの英語テストを2015年に受験した95万人のスコアをもとに、「Very High」、「High」、「Moderate」、「Low」、「Very Low」と5段階に分けて、その国の英語力をランク付けしている。

英語を第一言語としない国で最も英語力が高く、今年のトップに輝いたのは、スコア72.16のオランダ。
2位はデンマーク(71.15)、3位はスウェーデン(70.81)、4位はノルウェー(68.54)、5位がフィンランド(66.61)と、北欧諸国の安定した英語スキルの高さが反映された結果となっている。ちなみに、アイスランドは今回の調査に入っていない。

2位デンマークと3位スウェーデンのスコアは僅かな差。スウェーデンは昨年はトップだったが、少しスコアを落としてしまった。それでも、トップ5にランクインしたオランダと北欧4ヶ国は、過去5年間、英語力が向上しており、特に、今年初めてトップになったオランダの英語力が飛躍的に上がったという。

ヨーロッパ諸国がトップ10を独占する中、6位にシンガポールが63.52というスコアでランクイン。
昨年から大きくスコアを伸ばし、初のトップ10入り。「Very High」にランク付けされた。

タイ(56位)や中国(39位)、韓国(27位)も微量ではあるがスコアを伸ばしている中、昨年からアジアで最もスコアを落としたのは日本。スコア51.69で昨年の30位から35位となり、英語レベルはこれまでキープしていた「Moderate」から「Low」に下げてしまった。

スウェーデンは国内の地方別のスコアも出ており、スウェーデンでは、西部や南部のほうでより高い英語力が見られる。日本は関東や関西、都市別では東京や神戸、京都、名古屋で「Moderate」、そのほかは「Low」。

全体的に、多くの国で男性より女性のスコアが高いのも特徴的。世界平均は52.38、ヨーロッパは53.49、アジアは55.94、ラテンアメリカは50.54、中東&北アフリカは44.92という結果となった。


The English Proficiency Index 2016(トップ10)
1位オランダ(昨年2位)
2位デンマーク(昨年3位)
3位スウェーデン(昨年1位)
4位ノルウェー(昨年4位)
5位フィンランド(昨年5位)
6位シンガポール(昨年12位)
7位ルクセンブルク(昨年8位)
8位オーストリア(昨年10位)
9位ドイツ(昨年11位)
10位ポーランド(昨年9位)


北欧ニュース編集員


オランダ+北欧がトップを占めるというランキングは自然に出来上がったものではなく、やはり努力が反映された結果になっているようです。ヨーロッパでは陸続きという地形の影響も大きいと思いますが、やはり英語という共通言語の能力があると、近隣諸国とのコミュニケーションが増え、ビジネスチャンスに繋がるようです。

日本は全体で35位、アジア19ヶ国中10位。ちょっと残念な結果に・・・
ちなみに、「Low」というレベルは下記のことができるレベル。
1、英語圏から来た観光客を案内できる
2、同僚と簡単なトークができる
3、同僚からの簡単な電子メールを理解できる

2020年は東京五輪。世界にニッポンをアピールできるチャンス。少しでも共通言語レベルを引き上げて、素敵なコミュニケーションが取れるといいですよね!

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