Edmund Johannes Gronmo/NRK |
ノルウェーの公共テレビ・ラジオ局「NRK(ノルウェー放送協会)」が、2009年に100周年を迎えたベルゲン線の首都オスロからベルゲンをひたすら走る姿を放送。
以来、長時間延々と映像を流し続けるNRKのテレビ番組「スローTV」のユニークでインパクトあるアイデアが世界中で注目され人気を誇っている。
列車やクルーズ船での旅をはじめ、焚き火の映像だけを延々と12時間放送したり、羊の毛を刈るところからセーターにするところまでを流す編み物ライブ映像など、せわしい毎日の中で、スローな心地よさを提案する新しいテレビの見せ方に、日本のメディアでも注目された。
そんなスローTVの新番組が、4月末より放送されることが決定した。タイトルは「Reindeer Herding minute by minute」。4月21日から27日までの約1週間にわたり、トナカイが約100キロメートルある海峡を泳ぐ手前までの、放牧一家と約1500頭のトナカイの様子を追跡する内容。
トナカイはどんなルートを辿り、移動していくのか。朝や晩はどんな風にして過ごしているのか。ノルウェーの北極圏の壮大な自然とともに、なかなか覗くことができないリアルなトナカイたちの姿や表情を見ることができる機会に違いない。
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北欧ニュース編集員
列車やクルージングの旅は、まるで自分もその旅をしているような体感型の番組という印象で、それもいいなぁと思っていたら、やっぱり「焚き火」を延々に流すだけ、というのは、斜め上を行っていましたね(笑)焚き火って!と、ツッコミたくなりますけど、意外と延々と眺めていられるんですよね(笑)時折パキパキッと薪の音がして、それがまた心地よくて。妙に説得力があります。
4月21日から放送されるトナカイ大移動、これはまた話題になりそう!