2017/06/06 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

母国フィンランドに凱旋!アルヴァ・アアルト回顧展


Aalto on his boat Nemo Propheta 1960s
(c) Schildt Foundation, photo Göran Schildt

2014年9月26日から2015年3月1日まで、ドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアムで開催された、フィンランドの建築・デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトの回顧展「Alvar Aalto - Second Nature」。彼の多岐にわたる作品をはじめ、アメリカの彫刻家、アレクサンダー・カルダーや、フランスの画家、フェルナン・レジェといった、モダニズムを代表するアーティストとの交友関係など、違った角度からアアルトをより深く知ることができる展覧会としてファンを魅了している。

2015年にはスペインのバルセロナ、同年秋から2016年の年明けまではマドリード、今年1月末から4月中旬まではデンマークのオールボー近代美術館で開催される(※)など、ヨーロッパを中心に巡っていた本展が、この5月ついに、アルヴァ・アアルトの故郷フィンランドへ凱旋帰国。ヘルシンキのアテネウム美術館にて、「Alvar Aalto - Art and the Modern Form」というタイトルで9月24日まで開催される。1935年にアアルトらが設立し、フィンランドのアートシーンに大きく貢献したArtekについても紹介されている。

また、1934年から1936年の間、フィンランドで最初に設立された映画協会「Projektio」の会長を務めていたというアアルト。フィンランド独立100周年を盛り上げる記念事業の一環として開催される本展と連動して、ヘルシンキの映画館「オリオン・シネマ」にて、映画をこよなく愛したアルヴァ・アアルトの関連企画「Alvar Aalto & Projektio」も開催中。


アテネウム(美術館)
Alvar Aalto - Art and the Modern Form
会期:2017年5月11日(木)~9月24日(日)

<夏至祭の開館スケジュール>
6月22日(木)10~17時(ミッドサマーイヴ前日)
6月23日(金)閉館(ミッドサマーイヴ)
6月24日(土)閉館(ミッドサマー当日)
6月25日(日)10~17時(ミッドサマーサンデー)

オリオン・シネマ(映画館)
Alvar Aalto & Projektio(6月18日迄)
https://kavi.fi/fi/elokuvasarja/alvar-aalto-ja-filmistudio-projektio
(フィンランド語)

▼関連記事(※)
アルヴァ・アアルト回顧展、ゆかりのあるデンマークの美術館で開催中(2017/02/14)
http://www.hokuwalk.com/Topic/page/page_id/022017021400015001/


北欧ニュース編集員


2014年にヴィトラ・デザイン・ミュージアムからスタートしたアアルト展が、ついにフィンランドへ上陸しました。映画館のオリオンではアアルト企画も。
とても映画好きだったそうで、中でもチャップリンの映画がお気に入りだったとか♪
アアルトのデザインは、映画からもさまざまなヒントを得ていたのでしょうか?!
夏至祭前後に行かれる方は、美術館の開館時間に気をつけてお楽しみくださいね!

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