2017/06/20 今日は「フィンランド・デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

デンマーク初開催!愛とムーミンと芸術に生きたトーベ・ヤンソンの回顧展


テラスのカフェ
Photo by Jens Raunkjaer Christensen

コペンハーゲンのガンメルストランドにあるアートセンター「Kunstforeningen GL STRAND」にて、デンマークで初めて、ムーミンを生んだフィンランドのトーベ・ヤンソンの作品や生涯にスポットを当てた展覧会「Tove Jansson Art, Love & Moomins」が開催されている。

北欧に住む子供たちを中心に、世界中で愛読されるムーミンの物語の生みの親として知られるトーベ・ヤンソン。2014年の生誕100周年のアニバーサリーイヤーにフィンランドで開催された大回顧展「トーベ・ヤンソン展」の来場者数は、アテネウム美術館の歴史に名を刻むほどの大盛況ぶり。日本でも、2014年10月から約1年間にわたり、全国を巡回した。

今回、アテネウム美術館の協力により、GL STRANDで開催されることになった「Tove Jansson Art, Love & Moomins」展。ムーミンだけでなく、画家、作家、イラストレーターといった、数多くの顔を持つフィンランドを代表するアーティストとして、トーベの初期の絵画から実験的な作品、コミックのイラストレーションや絵本といった生涯にわたる作品群をはじめ、プライベートライフ、広範囲にわたるムーミン関連の仕事などまで、たっぷりと披露している。

会場のKunstforeningen Gl Strandは、1825年に建てられた古い歴史を持つ展示ホール。
一般の人々に芸術への理解を広めるために、定期的に展覧会を開催。若手アーティストの支援を目的とした活動をする施設でもある。2010年にリノベーションされ、テラスのカフェなどでくつろぐ人々の姿もある。

「Tove Jansson Art, Love & Moomins」は、9月3日まで開催中。


▼アテネウム美術館
フィンランド史に残る展覧会に!「トーベ・ヤンソン展」 (北欧ニュース:2014/09/17)
http://www.hokuwalk.com/Topic/page/page_id/022014091700015001/

▼日本でのオープニングの様子。ソフィアさんにもお話を伺いました。
「生誕100周年トーベ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~」、ついに巡回スタート! (特集:2014/10/26)
http://hokuwalk.com/Spe/page/page_id/022014102300015001/


北欧ニュース編集員


2014年に横浜からスタートした「トーベ・ヤンソン展」。あれから2年半ほど経つんですね。
これまでにあまり知る機会のなかった、アーティストとしてのトーベ・ヤンソンの多彩な表現が披露されていた展覧会でしたよね。
横浜会場のオープニングセレモニーに出席したソフィア・ヤンソンさんは、その当時、「今年(2014年)に入ってから、フィンランドでもトーベ・ヤンソンに対する印象が変わった」と話していました。

デンマーク初ということで、現地ではどんな反応があるのか、そのあたりも気になりますね!

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