2017/07/04 今日は「デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

年2回開催!デンマークの「市民権テスト」って?


Jacob Schjorring & Simon Lau

6月7日、デンマークで2017年度第1回目の市民権テスト(Indfodsretsprove2017)が実施された。
市民権テストとは、デンマーク社会で生きていくのに必要な知識をテストするために、市民権獲得に向けて行われるもので、通常6月と12月の年2回開催されている。

2015年に新しく内容が改正され、それまでの市民権テストと比較すると、デンマークの社会的知識のほかに、デンマークの歴史や文化についての質問が加わっているという。

今年の第1回目のテストは6月7日ですでに終了。移民局によると、今回の受験者数は3225人で、合格率は49.8パーセント。市民権テストにパスできた人は約半数という低い数字となった。

テストは、多肢選択式で全40問。うち5問は、ここ6ヶ月以内にデンマークで起こった最新ニュースや出来事から出題されるという。制限時間は45分。合格するには、40問中32問以上正解しなければならない。

ちなみに、1年前の6月のテストでは、2359人が受験し、合格率31.2パーセントとかなり低い結果となった。これは、新しい内容になってから初めて実施されたものということで、歴史や文化などが加わったことで、難易度が上がったことがうかがえる。

その後の2016年12月のテストでは、3359人が受験し、67.5パーセントが合格。約7割という高い数字の合格者数が出た。

今年2回目のテストは11月30日に実施される予定。


▼市民権テストについての詳細
サンプルテスト、過去問題などはこちら!
Indfodsretsprove2017
http://www.indfodsretsprove.net/


北欧ニュース編集員


たまに2択ですが、ほぼ3択から回答をチョイスする多肢選択式テストのようです。

たとえば、「1970年代、デンマークに多くの外国人労働者が来ました。その多くはどの国からですか?」や、「デンマークの文化が栄えた1800年代前半の期間は何と呼ばれていますか?」といった、社会や歴史的なものから、「2017年のヨーロッパ文化首都はどこですか?」といった今年にまつわる最新の話題までありましたよ!

もちろんすでにデンマークの語学力があり、スラスラと読める必要があります。歴史などもしっかりと頭に入れておかないといけないですね!(デンマーク人でも難しい?!)

ちなみに、「2017年のヨーロッパ文化首都はどこですか?」、この答えはわかりましたよ!
(Google翻訳使いましたけどね・・・)

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