ミーヴァトン湖 Photo:Visit North Iceland |
近年、外国からの観光客が急増しているアイスランド。2016年は観光客数は約180万人といわれており、これは、人口約33万人の国に、約6倍もの人が訪れたことになる。
そんな観光ブームの中、アイスランドでは飲食店をはじめ、ホテルもぞくぞくとオープン。7月1日には、レイキャヴィークを中心に、アイスランドの東西南北にホテルを構えるFosshotel(フォスホテル)の15ヶ所目となるフォスホテル ミーヴァトンがオープンした。アークレイリ空港から約100キロメートル圏内のホテルである。
フォスホテル ミーヴァトンは、アイスランド北部にある4番目に大きな湖、ミーヴァトン湖のほとりに誕生。ミーヴァトン湖は、溶岩噴火によって作られた湖で、夏に発生するユスリカの大群が巨大な蚊柱となって出現する現象があり、「蚊の湖」としても知られる。
栄養豊富な湖には、世界でも希少なマリモが生息していたが、2010年頃よりその数が激減しているということで話題となった。しかし昨年、地元メディアによると、ミーヴァトン湖の生態系に回復の兆しがあり、小さなマリモが発見されているとのこと。
1996年創業。全て禁煙、人にも環境にも優しいホテルづくりを掲げているフォスホテルの意味は「滝のホテル」。滝は、アイスランドのどこに行っても、その雄大な風景に欠かせない大きな存在である。
また、アイスランド西部にあるフォスホテル レイクホルトが、このたび1回目の大規模なリノベーションを終え、7月1日に再オープン。一部の客室やレストラン、バーをリニューアルした。冬には2回目のリノベーションが予定されている。
レイクホルトは、アイスランドの主要な史跡の一つで、近くには、滝はもちろん、クレーターや洞窟、溶岩畑など、地球の鼓動を感じる同国ならではの地形を楽しむことができるスポットである。
Fosshotel
http://www.fosshotel.is/
▼ホテル関連記事
『アイスランドにも登場!北欧はユニークなホテルの宝庫?』(2015/07/14)
http://www.hokuwalk.com/Topic/page/page_id/022015071300015001/
北欧ニュース編集員
アイスランド経済は観光業ブームのおかげもあり、数字的に非常に良い傾向にあるようですが、急激に観光客が増えたことにより、手付かずだったアイスランドの自然への観光客のモラルが問われているようです。
また、気になるミーヴァトン湖のマリモですが、昨年9月のこちらの記事によると、ミーヴァトン湖の生態系が戻りつつあるという嬉しいニュースが!小さな丸いマリモが見つかっているようです♪
『The ecosystem of Lake Myvatn is recovering』
http://icelandmag.visir.is/article/ecosystem-lake-myvatn-recovering
※次週はお休みです。
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