Wooden mold for the Aalto vase(1936) Photo:Timo Junttila Block lamp by Harri Koskinen(1996) Photo:Marco Melander |
日本でもフィンランド独立100周年を記念して、デザインの歴史を辿る「フィンランド・デザイン展」をはじめ、さまざまな催しで盛り上がる中、世界各国でも、フィンランド100の関連イベントが開催されている。
ノルウェー・オスロでは、エストニアのフィンランド研究所の呼びかけにより、海外のフィンランド文化教育研究機関の協力で実現した展覧会「100 Objects from Finland」が巡回中。
展覧会は、フィンランドの日常品や工業製品、革新的でユニークなプロダクトを紹介する内容で、人々の毎日の生活に密着した「モノ」、100点が披露されている。
例えば、1938年に誕生し、日本でも注目度の高い「育児パッケージ」や、1950年に登場した歩行者の安全を守るリフレクター、1967年に生まれたプラスチック製のソリなど、フィンランドの人々がより快適に、幸せに暮らすための知恵とアイデアが詰まったモノたちが展示されているという。
メイド・イン・フィンランドのものもあれば、デザインのみフィンランドというものもあるが、すべてに共通して言えるのは、移りゆく季節、家族、子育て、日々の仕事など、フィンランドの暮らしを支え、特徴づけているものであるということ。
会場には、どの土地でどんなものが生まれたか、地理的な面からもわかるように、フィンランドの地図も一緒に展示されているという。
「100 Objects from Finland」は、ヘルシンキ、タリン、オスロと来て、その後は、マドリード(スペイン)、リガ(ラトビア)を巡回予定。
▼ノルウェー・オスロ会場(10月末迄開催予定)
Norsk Teknisk Museum
https://www.tekniskmuseum.no/
北欧ニュース編集員
日常の暮らしのモノに着目した切り口、興味深いですね。
10月まで開催されているそうなので、オスロに滞在中の方はぜひ!
ノルウェーから見るフィンランド。日本とはまた違った視点や発見があるかも!
※来週はお休みです。