2017/12/12 今日は「スウェーデン」よりこんなニュースが届きました!

2018年は、多くの映画人に影響を与えたイングマール・ベルイマン生誕100周年!




(C) Bengt Wanselius

フィンランドが独立して100周年、また、日本とデンマークの外交関係が樹立して150周年を迎えるなど、メモリアルイヤーとなった2017年。2018年は、日本とスウェーデンの外交関係が樹立して150周年となり、さらには、映画界の巨匠、イングマール・ベルイマンが生誕100周年を迎えるということで、来年はスウェーデン関連でメモリアルな出来事が増えそう。

1918年7月14日、ウプサラ生まれ。ゴットランド北部にあるフォーレ島で晩年を過ごし、2007年、89歳で生涯を閉じたイングマール・ベルイマン。現在の200クローナ紙幣にもなっているスウェーデンが生んだレジェンドである。ベルイマンは生涯にわたり、170以上もの演劇作品を手がけ、60以上の映画を制作。『第七の封印』や『野いちご』、『ペルソナ』、『ファニーとアレクサンデル』など、映画史に残る数々の名作を生み出した。

2018年は、世界中のファンをはじめ、影響を受けた映画監督の一人として多くの映画人から愛されるベルイマンが生まれた記念すべき年。演劇や展覧会、ドキュメンタリー、回顧上映、書籍の出版など、スウェーデン国内外でベルイマンに関連するさまざまな催しが開かれる予定。

ちなみに、ベルイマンと同じく、生誕100周年を迎える主な著名人はというと、画家のいわさきちひろ(12月15日生/1974年没)や、第64・65代の内閣総理大臣を務めた田中角栄(5月4日生/1993年没)、南アフリカの黒人解放運動の指導者として知られるネルソン・マンデラ(7月18日生/2013年没)などがいる。


▼Bergman 100 Years
http://www.ingmarbergman.se/en/event/bergman-100-years


北欧ニュース編集員


来年はベルイマン100!数多くの映画を制作したイングマール・ベルイマンが最後に手がけたのは、2003年に発表された『サラバンド』でした。(生涯で60作品以上ってものすごい数ですよね!)

2016年公開の女優イングリッド・バーグマンのドキュメンタリー映画を手がけたスティーグ・ビョークマン監督は、ベルイマンを描いたドキュメンタリーも制作。来日トークイベントの際にベルイマンの映画への姿勢や魅力を語っています。ご興味あればこちらの記事もぜひご覧くださいね!

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