Daniel Rybakken / Daylight entrance (Photo)Kalle Sannerin Daniel Rybakken / Counterbalance (Photo)Kalle Sannerin |
1994年にスウェーデンの助成団体であるTorsten Soderberg財団とRagnar Soderberg財団によって創設された賞「Torsten and Wanja Soderberg Prize」は、その年に北欧5カ国で活躍したデザイナーや職人に贈られる栄誉ある賞。
2017年度は、ノルウェー・オスロ出身の注目デザイナー、ダニエル・リーバッケン(Daniel Rybakken)が受賞した。過去には、フィンランドのハッリ・コスキネン(2009年)や同じくフィンランドのイルッカ・スッパネン(2015年)らも受賞している。
Torsten and Wanja Soderberg Prizeをはじめ、数々のデザイン賞を受賞し、注目を浴びるリーバッケンの展覧会「Daniel Rybakken - Daylight and Objects」が、6月8日より、フィンランドのヘルシンキ・デザイン・ミュージアムにて開催されるという。
スウェーデンのヨーテボリに住居とスタジオを構えるリーバッケン。彼のデザインは、光と空間の関係性を考慮したものが特徴的。展覧会では、リーバッケンの照明器具デザインにフォーカスした内容になるとのこと。
閉ざされた空間に、実に詩的で魔法のような、あたたかい日の光を再現し、新たな光をもたらすと言われる、今最も評価の高い北欧デザイナーの一人、ダニエル・リーバッケン。展覧会「Daniel Rybakken - Daylight and Objects」は、2018年6月8日から8月26日まで。
ダニエル・リーバッケンHP
http://www.danielrybakken.com/Daniel_Rybakken.html
北欧ニュース編集員
ダニエル・リーバッケンは、照明のデザインをメインに行っていますが、昨年Artekから自身初の家具デザインとなる、124°に開く鏡のコレクションを発表し、12月はArtek主催のフィンランド独立100周年記念イベント「FIN/100」で来日トークを披露しています。
また、ただいまヘルシンキ・デザイン・ミュージアムでは、フィンランドを代表するデザイナー、ティモ・サルパネヴァ展が開催されています!イッタラの「i」ロゴを手がけ、ガラスやアートオブジェ、鋳鉄製の鍋など、数々の名作を生み出した巨匠にフォーカス。9月23日までですので、リーバッケン展とともに、夏にフィンランドへ行かれる方はぜひ♪