2018/07/10 今日は「デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

祝60周年!デンマーク・デザインを代表するペンダントライトが新色に身を包んで登場


Photo by Louis Poulsen


Photo by Louis Poulsen


Louise Sass

1958年にポール・ヘニングセンが手がけたルイスポールセン社のペンダントライト「PH5」が誕生してから今年で60年になる。今でもなお人気を誇る、このデンマーク・デザインのアイコン的ペンダントライト「PH5」の60年を祝い、通常サイズの「PH5」と昨年発表したミニシリーズに、新しい輝きと未来を思わせる6つの鮮やかなカラーをまとった「PH5」が発表された。

通常サイズは直径が50センチ。ミニシリーズは直径30センチで、クラシック・ホワイトとモダン・ホワイトのほか、各シェードに濃淡のグラデーションを施したブルー、レッド、オレンジ、ローズ、グリーン、グレーの6色が新しく加わり、計8色で登場。

最大の特徴は、上から下に向かうにつれて、シェードが濃い色から淡い色になっていること。この絶妙なカラースキームを担当したのは、デンマークのテキスタイルデザイナーで色彩の専門家であるルイーズ・サス。

過去にもルイスポールセン社のデザイン家具のカラーを担当したことのある彼女は今回の依頼を受け、「大変光栄なこと。(新しいPH5は)活気に満ちていて、新しいエネルギーを感じます」とコメントしている。最大のチャレンジは、「濃く暗い色から淡く明るい色への進展と、色相の変化のバランスをとること」だったそう。

シェード内部に組み込まれた小さなリフレクターリング部分には、シェードの色と真逆の色、補色が使用されており、これがさりげなくアクセントとなっている。繊細さとぬくもりを感じるペンダントライトが誕生した。

ルイーズ・サス
http://www.louisesass.dk/

 

 



北欧ニュース編集員


ルイーズさんは、1992年から93年まで日本でアートや工芸、建築を勉強し、東京の山本清デザインスタジオにサーフェスデザイナーとして勤めていたという経歴が!
数々の賞を受賞し、コペンハーゲンやストックホルムなどで個展も開催。
現在、デンマーク・デザイン美術館で開催中の「Learning from Japan」や「Danish Design Now」にも参加しているそうですよ!

※来週の北欧ニュースはお休みです。

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