日本で父の日は6月の第三日曜日。北欧5カ国では、デンマークは6月5日だが、それ以外の国は、11月の第二日曜が父の日となっている。
母の日は、デンマークとアイスランド、フィンランドが日本と同じ5月の第二日曜。スウェーデンが5月の最終日曜、ノルウェーは2月の第二日曜と定められている。
今話題になっているのが、母の日と父の日に見られる“格差”。フィンランドでは、母の日には国旗を掲げる習慣がある。しかし、父の日に国旗は掲げられない。
フィンランドのYLE紙によると、母の日には国旗を掲げるのに、11月の第二日曜の父の日に掲げないのは、男女平等問題に関わるのではないかという声が議会で上がっているという。
ちなみに、現在フィンランドでは、公共の建物などで法律的に国旗を掲げる日が1年に6日間だけ存在する。
2月28日……フィンランド文化の日又はカレワラの日
5月1日……労働者の日
5月の第二日曜……母の日
6月4日……フィンランド国防軍のフラッグデー
6月20日から26日の間の土曜……夏至祭
12月6日……独立記念日
現在、この案件は政府で検討に入ったという。フィンランドの父の日に、街中で国旗が揺らめく日が近いかもしれない。
北欧ニュース編集員
母の日は掲揚するのに父の日はしない、というのは知りませんでした。
男女平等への意識が高い北欧!確かに言われてみれば、不自然かもしれませんね。
たとえば、11月のヘルシンキはまだ雪がないのであたりが真っ暗。しかも雨など天気が悪い日が多いのだそうです。そんな気持ちが落ち込みそうな季節に、フィンランドの爽やかな国旗がいろんなところではためいていると、ちょっと気分があがるかも!?