Hallgrímskirkja church |
今年12月1日、デンマークの国王主権下の立憲君主国、王国として独立してから100周年を迎えるアイスランド。首都レイキャヴィーク市内の最も古い歴史のある住宅「Aðalstræti10」にて、12月1日当日、レイキャヴィーク市立博物館とアイスランド工芸協会によるイベントが開催される。
Aðalstræti10には、2017年よりアイスランドの首相を務めるカトリーン・ヤコブスドッティル首相や、2016年より同国の大統領を務めるグズニ・ヨハンネソン大統領、デンマーク女王マルグレーテ2世、デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン首相が集まり、100周年記念式典に出席するために、祝賀行事が行われる官庁まで練り歩く予定だという。
Aðalstræti10というのは、1762年に建てられたレイキャヴィーク市で最も古く、重要な住宅の一つで、この家の歴史とレイキャヴィーク市は非常に深い結びつきがある。家が建てられた当時は、ほとんど人がいなかったというレイキャヴィークが、およそ140年後にアイスランドの首都になった。当時からずっと街の様子を見つめてきた貴重な街の守り神のような存在ともいえる。
Aðalstræti10は、今年5月5日に一般にオープンした歴史的建造物で、レイキャヴィーク市内の博物館の一部となっている。展示会スペースではすでに2つのアイスランドの歴史にまつわる展示が開催された。入場は無料。
アイスランドは1918年にデンマークの国王主権下で国として独立したものの、第二次世界大戦でデンマークがドイツに占領され、アメリカとイギリスが駐留。その時代を経て、1944年6月17日にアイスランド共和国として完全な独立を果たすことになる。ナショナルデーはこの6月17日に行われている。
北欧ニュース編集員
アイスランドの皆様、おめでとうございます!Til hamingju!
アイスランドの首相や大統領、そしてデンマーク女王や首相も一緒にお祝いされるのって素敵ですね。この日はアイスランド国中、お祝いムードになりそうですねー。
ちなみに、カトリーン・ヤコブスドッティル首相は42歳の若き女性政治家。ヨハンナ・シグルザルドッティル元首相以来、史上二人目となる女性首相となりました。ちなみにグズニ・ヨハンネソン大統領も50歳とアイスランドはトップが若い!