2019/02/05 今日は「デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

料理界の五輪「ボキューズ・ドール2019」で、北欧3カ国が表彰台を独占






画像:デンマークチームの料理

2年に1度、フランス・リヨンにて激戦が繰り広げられる国際料理コンクール「ボキューズ・ドール」が、現地時間の1月29日と30日に開催された。1987年の第1回ボキューズ・ドール開催から今回で17回目。コンクール創設者のシェフ、ポール・ボキューズ逝去後、初めての開催となる。

ヨーロッパ、アジア・パシフィック、ラテンアメリカの大陸予選を勝ち抜いた国と特別枠で構成された24カ国を代表するシェフが本選に出場。2019年の栄冠は、デンマーク代表のKenneth Toft-Hansenに輝いた。デンマークとしては悲願の2度目の優勝となる。

美食の国と言われ、新しい食のムーブメントを牽引してきたデンマークだが、ボキューズ・ドールでは、2011年のRasmus Kofoed以来、優勝から遠ざかっていた。そのRasmus Kofoedは今回コーチとしてデンマークチームに参加。自身の優勝から8年後の王座奪還は感慨深いものだったに違いない。

2位を獲得したのはスウェーデン、3位にはノルウェーと、北欧3カ国が表彰台を独占。フィンランドは4位に入り、惜しくも初の表彰台を逃したが、フィンランドチームは最も素晴らしいプレートに贈られる「Best Platter賞」に輝いた。前回3位のアイスランドは11位だった。

制限時間内に作る料理は2品。1つは、ポール・ボキューズのオマージュとして、骨付きプライムリブのロースト。もう1品は、ジョエル・ロブションのオマージュとして、野菜と貝のシャルトリューズ仕立て。この2品でジャッジされる。

ちなみにスウェーデンは、1997年に1度優勝しており、今回は2015年に3位を獲得して以来の表彰台。ノルウェーは過去5回も優勝経験のある強豪。2015年は1位、全大会の2017年は2位を獲得。日本は、2013年に3位となり、初の表彰台を経験。今回は7位だった。

<2019ボキューズ・ドール結果>
1位:デンマーク
Kenneth Toft-Hansen(37)SVINKLØV BADEHOTEL,FJERRITSLEV
http://www.svinkloev-badehotel.dk/
2位:スウェーデン
Sebastian Gibrand(31)GIBRANDS GASTRONOMI
https://www.sebastiangibrand.se/
3位:ノルウェー
Christian André Pettersen(29)RESTAURANT MONDO,SANDNES
https://mondo.no/

ボキューズ・ドール
http://www.bocusedor.com/


北欧ニュース編集員


2年に1度の料理の世界大会「ボキューズ・ドール」。北欧グルメが世界を席巻しているのは承知していましたが、この権威ある大会で北欧ワンツースリー!すごいです。おめでとうございます!(※2011年も今年と同じく、1位デンマーク、2位スウェーデン、3位ノルウェー)

デンマークチームの料理のプレゼンテーションが何とも可愛らしく、繊細。明るく優しいグリーンが目を引く素敵なプレートです。今回日本チームは7位でしたが、ぜひ次回また頑張っていただきたい!


※来週の北欧ニュースはお休みです。

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