アロス・オーフス美術館 Photo by Anders Trærup |
デンマーク第二の都市、オーフス市にあるアロス・オーフス美術館(ARoS Aarhus Art Museum)にて、現代アートの国際グループ展「Tomorrow is the Question」が4月6日より開催される。
アロス・オーフス美術館は、国内外のアーティスト作品が展示される北欧最大級の現代美術館。館内最上部にあるインスタレーションは、デンマーク生まれのアイスランド人アーティスト、オラファー・エリアソンが2011年に手がけた「Your rainbow panorama」で、円形をしたレインボーカラーの通路の中を歩くことができる美術館の目玉のひとつである。
本展は、「我々が抱える共通の未来の問題」というのが主題。彫刻や、映像作品、インスタレーション、さらには、インタラクティブな作品を通して、現在人類が直面している資源という観点から未来の課題を投げかけ、その課題に取り組んだものになっているという。また、我々の未来のための様々なシナリオから、主題についての対話を誘う内容になっている。
展覧会は、アメリカ人アーティストのDoug Aitken、ドイツ人アーティストのHito Steyerl、アルゼンチン生まれのタイ人アーティストのRirkrit Tiravanija、アメリカとキューバ出身のアーティストデュオ、Allora&Calzadilla、チリ出身アーティストのAlfredo Jaar、レバノン生まれのロンドン在住アーティストのMona Hatoum、ニュージーランド出身でベルリンを拠点に活動するSimon Denny、インドのアートグループRaqs Media Collective、中国人アーティストのCao Feiなど、世界の舞台で活躍する国際色豊かなアーティストのほか、日本からは、最新デジタル技術を使ったアートインスタレーションで魅了する「teamLab(チームラボ)」が参加。
展覧会「Tomorrow is the Question」は、アロス・オーフス美術館にて、4月6日から8月4日まで開催。
アロス・オーフス美術館
https://en.aros.dk/
▼teamLab作品動画
花と人、コントロールできないけれども、共に生きる / Flowers and People, Cannot be Controlled but Live Together - Transcending Boundaries, A Whole Year per Hour
https://youtu.be/bqDeXfWKb-k
憑依する滝、Transcending Boundaries / Universe of Water Particles, Transcending Boundaries
https://youtu.be/bqDeXfWKb-k
北欧ニュース編集員
2017年、欧州文化首都に選ばれたオーフス市。歴史あり文化ありの魅力的な街として知られています。コペンハーゲンから電車でも車でも約3時間ちょっとかかる場所ですが、オーストラリア人アーティストのロン・ミュエクが手がけた巨大な少年の彫刻「Boy」をはじめ、オラファー・エリアソンによるパノラマビューが楽しめる虹色の展望台もあわせて訪れてみたい!