2019/03/19 今日は「フィンランド」よりこんなニュースが届きました!

2018年にフィンランドを訪れた外国人旅行者の宿泊数が、過去最高を記録


Jaakko Kivelä / Visit Finland

フィンランドは、ヘルシンキ地域、ラップランド、湖水地方、沿岸・群島地域と、それぞれ異なる魅力を持った4つのエリアがあり、毎年世界中から多くの観光客が訪れる。

Visit Finlandが発表したデータによると、2018年にフィンランドを訪れた外国人旅行者の宿泊数が、2017年より1.3%増加し、過去最高となる数字を記録。2018年にフィンランドを訪れた外国人旅行者トップ5は、2017年と同じく、ロシア、ドイツ、イギリス、スウェーデン、中国(香港を含む)だったという。

日本人旅行者の宿泊数でいうと、2018年は215,683泊となり、これは前年と比較して9.5%減。地域別宿泊数でみると、ヘルシンキ地域とラップランド地域はそれぞれ10.8%で、10.1%減と数を減らすことになったが、湖水地方は横ばいで、沿岸・群島地域に関しては4.2%増となっている。

都市別で日本人旅行者の宿泊者数が多かった街・地域は、1位がヘルシンキ、2位イナリ(サーリセルカ)、3位ロヴァニエミということで、首都ヘルシンキとオーロラ観測地として人気のラップランドの2都市の人気は変わらず。5位に入ったタンペレは、2017年にオープンしたムーミン美術館の影響もあるようで、タンペレは前年度から14.6%も増加した。

リピーターは、よりディープなフィンランドのカルチャーを知るために、現地でサウナを体験したり、郊外に足を延ばす観光客も増えているようで、フィンランドへの旅行も多様化しつつある模様。

3月31日からは、関西国際空港でフィンエアーの深夜便が就航予定。2019年の日本・フィンランド外交関係樹立100周年で再び、フィンランドと日本の往来が活発化すると予想されている。

<2018年日本人旅行者のフィンランド地域別宿泊数>
1ヘルシンキ
2イナリ(サーリセルカ)
3ロヴァニエミ
4ヴァンター
5タンペレ
6キッティラ(レヴィ)
7クーサモ
8エスポー
9トゥルク
10オウル

※2018年の数値は、2019年2月7日現在の暫定値


北欧ニュース編集員


2018年は少し減少したようですが、引き続きフィンランドは日本でも人気のデスティネーション。北欧区でプレゼント企画を実施したときに、一部の読者の皆さんが行った国の感想や、これから行く場所への思いを書いてくださり、それを楽しく拝見させていただくのですが、フィンランドへ行かれる方、リピートされる方がやはり多いと感じます。

Visit Finlandがリリースした「2018年における北欧諸国の月ごとの日本人旅行者の宿泊数推移」を見ると、スウェーデンとフィンランドは8月、ノルウェーは7月、デンマークは7~9月までと夏が人気のようですが、アイスランドだけ2月と、冬が最も多いようです。夏も冬も、北欧は魅力いっぱいですね!

※来週、再来週の北欧ニュースはお休みいたします。

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