2019/06/04 今日は「ノルウェー」よりこんなニュースが届きました!

北欧でも人気!ノルウェーで楽しめる草間彌生の常設展示


「Hymn of Life」 by Yayoi Kusama
at Henie Onstad Kunstsenter

水玉のモチーフといった特徴的な作品で、幻想的な世界を描く日本の現代芸術家、草間彌生。世界的に知られる彼女の作品展は世界各地で開催されているが、企画展ではなく、常設されている展示がノルウェーで見られる場所がある。

まず、昨年8月より常設展示となったHenie Onstad Kunstsenter(ヘニーオンスタッド・アートセンター)。ここには、日本の提灯のような色とりどりの水玉の球体が浮かびあがる「Hymn of Life」という作品が、50平方メートルの空間内に展示されている。同美術館では、2016年に北欧を巡回していた草間彌生展「Yayoi Kusama IN INFINITY」が開催された。

ヘニーオンスタッド・アートセンターでは、草間彌生の作品のほかにも、2019年秋にオープンする新しいアートホールに前衛芸術の作品を取り揃える予定とのこと。

また、オスロ市内から車で約1時間北上した場所にあるKistefos美術館にも、草間彌生作品が常設されている。同美術館は、産業博物館、アートホール、彫刻公園で構成されており、屋外の彫刻公園内で草間彌生の大きな立体作品を見ることができる。

池から生えてきたような力強いフォルムに、特徴ともいえる赤地に白の水玉模様がデザインされたもので、作品名は「Shine of Life」。Kistefosの自然、水、産業からインスピレーションを受けているという。今年の5月26日に披露されたばかりの「Shine of Life」は、北欧諸国内で最も大きな草間彌生作品となる。

Henie Onstad Kunstsenter
http://hok.no/

Kistefos Museum(開館期間5/26-11/17)
https://kistefos.museum.no/

▼関連記事
2016年2月19日(金)~5月15日(日)、草間彌生展がヘニーオンスタッド美術館にて開催された。
http://www.hokuwalk.com/Topic/page/page_id/022016022200015001/


北欧ニュース編集員


以前、松本に行った際に、時間がギリギリで松本市美術館内には入ることができなかったのですが、(屋外)入口にある草間彌生さんの作品が素晴らしくて、家族でしばらく佇んでいたのを思い出します。2017年に国立新美術館で開催された「草間彌生展 わが永遠の魂」(2017年2月22日~5月22日)も本当に良かったです。エネルギーに満ち溢れていました。
Kistefos Museumの野外の常設展示、森の緑とのコントラストが素敵。パワースポットになりそうですね!

▼草間彌生さんの作品「Shine of Life」の画像は、駐日ノルウェー大使館さんがツイートされています。ご参考に!
https://twitter.com/NorwayinJapan/status/1133274746294898689

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