トーベ・ヤンソン © Moomin Characters™ |
フィンランドのファブリックブランド、マリメッコを立ち上げたアルミ・ラティア描いた『ファブリックの女王』(2015年/2016年日本公開)や、最近ではゲイアートの先駆者、トウコ・ラークソネンを描いた『トム・オブ・フィンランド』(2017年/2019年8月日本公開予定)など、母国が誇るヒーローやヒロインの波乱に満ちた半生を映し出すドラマやドキュメンタリーが映画となって公開されている。
そんな中、ついにこの人物にスポットを当てた映画が2020年秋に公開を控えているという。小説「ムーミン」の生みの親、トーベ・ヤンソンである。
ムーミン公式サイトによると、長編ドラマとなる映画は、トーベの母国語のスウェーデン語で撮影され、故郷のヘルシンキや、その他トーベの人生と芸術に縁のある場所での撮影が予定されているという。
戦後のヘルシンキを舞台に、若い頃のアーティストとしての姿や作家としての姿。また、彼女の情熱的な恋愛にもフォーカスしており、知られざる彼女の生活やプライベートにも迫るが、この映画はドキュメンタリーではなく、あくまでもドラマであるとのこと。キャストはまだ発表されていない。
監督を務めるのは、この作品が5本目の長編となるザイダ・バリルート(Zaida Bergroth)。2017年に『マイアミ』をリリースし、日本でもフィンランド映画祭2017で上映された。
撮影は今年11月より、フィンランドで開始される予定。
北欧ニュース編集員
これまでは、書籍のほか、ムーミンの作品、アート作品などの展覧会を通じて、トーベ・ヤンソンという人物に迫ることがあっても、映画という切り口は初ですよね。これは「ついに!」というべきでしょうか!きっと日本でも公開してくれるはず?!今から期待しちゃいますね。