ヘルシンキのヴァンター国際空港(以下、ヘルシンキ空港)が、2つのペット・リリーフエリア(ペット専用トイレ)をオープンしたと発表。1つは、第二ターミナルのメインエントランス(屋外)、もう一つは、同じく第二ターミナルの非シェンゲン圏(屋内)にある。
ペットや介助犬、救助犬や他の動物たちと一緒に、飛行機で旅をする機会が近年ますます増加傾向にあるという。ヘルシンキ空港では、年間1万以上の犬を連れて旅行者が行き来しており、長いフライトと乗り換えは、動物たちにとって非常に大きなストレスになる可能性がある。
全ての乗客により快適なサービスを提供していきたいと願う同空港は、トイレを完備したペット・リリーフエリアを作ることを決めたという。
屋内のトイレは完全に独立したスペースが設けてあり、屋内のトイレは一般の歩行者が行き来するところから離れた静かな場所に設置。動物アレルギーのある人や動物が怖いという人も安心。ちなみに、ペット専用トイレは主に犬を意識してデザインされているが、他のペットたちももちろん大歓迎とのこと。
北ヨーロッパ諸国ではまだそれほど一般的ではないというペット・リリーフエリア。ペット・リリーフエリアのある空港を探して乗り換えをしながら、遠回りして旅行をしていた人もいることだろう。ヘルシンキ空港での設置は、人間にとっても動物にとっても、ストレスの軽減と快適性を与えてくれそうだ。
※シェンゲン圏:国境検査なしで国境を越えることを許可する「シェンゲン協定」が適用されるヨーロッパ26の国の領域。非シェンゲン圏はそれ以外のエリアのこと。
<ヘルシンキ・ヴァンター国際空港ペット・リリーフエリア>
場所1:第二ターミナル メインエントランス外
場所2:第二ターミナル 非シェンゲン圏(ゲート51A-D)
北欧ニュース編集員
2020年になって1月も半分が過ぎましたが、今年1発目の北欧ニュースを配信しました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
空港にペット専用トイレのある「ペット・リリーフエリア」が設置されたというニュース。アメリカは先進国ですが、そういった、動物と一緒にもっと気軽に快適にお出かけができる施設が増えていくといいですね!