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フィンランド・ヘルシンキのデザインミュージアムにて、展覧会「In Good Hands」開催中。同展は、100年以上にわたるフィンランドの手工芸のアーカイブ資料を、現在活躍する4名のデザイナーが解釈し、新たな作品として披露されている。
デザインミュージアムには、フィンランド手工芸協会のアーカイブとして、水彩スケッチや織物など、およそ6500点もの生地デザインのサンプルが所蔵されているという。
それらのアーカイブに基づいて、アーティストのハンナ-カイサ・コロライネン(Hanna-Kaisa Korolainen)、ファッションデザイナーのヘンナ・ランピネン(Henna Lampinen)、彫刻家のマティアス・リーマタイネン(Matias Liimatainen)、ゲームデザイナーのヘンリ・テルヴァプロ(Henri Tervapuro)の4人のクリエイターが、伝統的な手工芸の技術と最新テクノロジーを組み合わせて新しい作品やプロダクトを生み出した。
ハンナ-カイサ・コロライネンは、2011年よりマリメッコにデザインを提供しているデザイナーとしても知られる。代表作に、パーヴォ・ハロネンと共にデザインした「メトロポリ(Metropoli)」がある。
ちなみに、パーヴォ・ハロネンは、2017年や2018年に日本で開催された展覧会「マリメッコ・スピリッツ」にて、マイヤ・ロウエカリとアイノ=マイヤ・メッツォラと共にフィーチャーされ、トークイベントで来日。展覧会では、“JAPAN”をテーマにデザインした新作テキスタイルなども話題となった。
良いものは、良い手の中から生まれる。
フィンランドの手工芸の歴史を垣間見ることができる「In Good Hands」は、今年3月22日まで開催中。
In Good Hands
会期:2020年1月24日(金)~3月22日(日)
会場:デザインミュージアム(ヘルシンキ)
▼参考記事
ハンナ-カイサ・コロライネンと共同で活動するパーヴォ・ハロネンさん来日の模様
『マリメッコデザイナー3人による日本をテーマにした新作も!「マリメッコ・スピリッツ」』
http://hokuwalk.com/News/page/page_id/012017112800015001
北欧ニュース編集員
100年以上の歴史があるフィンランドが誇る手工芸。そのデザインアーカイブ、魅力的ですね。今日のフィンランドを彩るアーティストによる作品も興味深い!これからフィンランドへ行かれる方、現地にいらっしゃる方で、ご興味ある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう♪
※来週の北欧ニュースはお休みになります。