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アイスランド居住者がデジタル運転免許証(以下デジタル免許証)を利用できることになった。デジタル免許証は、電子IDで身元確認できるウェブサイトÍsland.isから申請可能で、iOSとAndroidの両方のスマートフォンで利用できる。もちろん、従来の運転免許証と同等に扱われる。
デジタル免許証の導入は、交通法や運転免許規則を担当する運輸省、地方自治体、警察庁、法務省による共同プロジェクト。従業員の87.5%が女性という新興企業Smart Solutions社の女性チームがシステムの開発を担当した。
運転免許証をデジタル化する主な目的は、警察に資格情報を提供できるようにすることだという。もちろん、アルコールを購入する際も有効で、急にワインショップなどに立ち寄った際にカード型の免許証を忘れてしまっても、スマートフォンで提示して利用することができる。
地元メディアによると、デジタル免許証を心待ちにしていた人々がウェブサイトに殺到し、初日には12000件を超える申請があったとか。アイスランドはノルウェーに続いて、欧州で2番目にデジタル免許証を採用した国となった。
デジタル免許証は、アイスランド国内のみで有効。国外での運転には、従来のプラスチックのカードを持参する必要がある。また利用者は、デジタル免許証を複数のデバイスで取得することはできないため、例えばスマートフォンなど、1つのデバイスに絞ることになる。
ちなみに、アイスランドで運転免許証を取得するには、年齢は17歳以上で、インストラクターによる講習と自動車学校での講習が完了すると付与される。また、70歳以上の人は、定期的に運転免許証を更新する必要があるとのこと。
https://island.is/
▼アイスランドのデジタル運転免許証(Ísland.is Facebookより)
https://www.facebook.com/islandid/posts/10157255221332551
北欧ニュース編集員
ノルウェーでは、昨年2019年10月より、デジタル免許証のアプリがリリースされているようです。他国でも現在テスト中というところが多く、続々とデジタル化が進みそう。お財布のカードも減らせるし、スマホなら家に置き忘れることも減りそう。財布を落としてカードを紛失した!ということもなくなりますよね。
日本では免許の更新が意外と大変だったりしますよね。凄く時間がかかったりするので、デジタル化に期待!