2021/02/16 今日は「フィンランド・ノルウェー」よりこんなニュースが届きました!

冬休み間近!パンデミックの中、お出かけはどうする?


Photo by Juho Kuva/Visit Finland

ノルウェーでは、2月末から3月初旬にかけて冬休み「Vinterferie」があり、例年、国外旅行を含め、家族でスキー旅行などに出かける人が多く、人々の楽しみの一つになっている。しかし、政府は、国内での旅行の計画は問題ないものの、国外への旅行は避けるべきだと主張。ノルウェーでは現在、イースター終了後、4月15日まで国外旅行しないよう忠告している。

もちろん、国内だからといってリスクがないわけではない。国内で休暇を過ごす人も、万全な予防策と社会的距離を維持することや公共交通機関を避けるべきだと訴えている。

病気の疑いがある場合は家に滞在し、感染している疑いがある場合は、できるだけ早く検査を受けること。滞在先のホテルで感染者が出た場合は、検疫が必要になる可能性があることを認識しておくこと。来客が5人以上になるのを避け、食料品を調達したい場合は、あらかじめ居住地で買い物をしてから出かけること。可能であれば、野外活動を選択するように等、政府から冬休みに向けての注意事項が出ている。

また、フィンランドでも同じような時期に冬休みがあり、休暇を楽しむために、国内北部のリゾート地へと人の移動があることが予想される。ラップランドでは、南部から北部に変異種が広がるのではないかと危惧しているという。

同国の専門家は、休暇先はできるだけ家の近くを選んでもらいたいとアドバイス。もし、団体で旅行に行き、毎晩スキーの後にバーで過ごすというようなことになれば集団感染の危険性がある。今はそういう時期ではないと警鐘を鳴らす。

今年、フィンランドの冬は非常に天気が良い日が多く、無料のクロスカントリートレイルなどを利用すれば、わざわざラップランドやスキー場まで行く必要はないとのこと。

ちなみにフィンランドでは、全国一斉に休暇になるのではなく、南部の学校は2月中旬頃、中部の学校は南部の1週間後、北部の学校はその1週間後に休暇を取るようになっている。


北欧ニュース編集員


昨年、パンデミックが始まる直前、いつものように冬の休暇で国境をまたいで旅行に出かけた人たちから感染が確認され、そのあたりから欧州で急激に国内で感染が拡大したという経緯がある上に、現在まだまだ予断を許さない状況なので、北欧の国々でも他国との往来、遠出には警戒している模様です。
今年はステイホームを選択する人もいるかもしれませんが、出かけるのであれば、近場が無難のようですね!

※来週の配信はお休みです。

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