2021/04/20 今日は「スウェーデン」よりこんなニュースが届きました!

スウェーデンのインテリアや料理、非日常的な体験ができるフローティング・スパホテル








Photo by Daniel Holmgren

世界各国のホテルに贈られるDestination Deluxe Awardsの「New Hotel of the Year 2020」部門に選ばれた20のホテルの一つに、スウェーデン・ハラッズの「Arctic Bath」が選出された。

Arctic Bathは、2018年12月開業を目指し延期となっていたが、2020年1月15日にオープン。
スウェーデンのラップランド地方の小さな村、ハラッズ近くのルーレ川に浮かぶユニークなフローティング・スパホテルである。
冬は川が凍りつき、あたり一面真っ白な氷の世界。夏は水上に浮くようになっている。円形の建物の真ん中には大きなアイスバスがあり、3つのサウナとスパがある。

客室は全部で計12室。水上フローティングキャビン6部屋の他に、陸上に6部屋のキャビンがあり、うち3部屋は最大5名が宿泊できる。
もう3つの客室は2名用のスイート。大きなガラス窓から美しい景色や空を眺めることができる。

木や石、革、テキスタイルなど、インテリアに使われている素材は、環境に優しく、持続可能なものを使用。
特注の照明はAtelje Lyktan、ラウンジ家具はKarl Andersson & SönerとSwedese、ベッドはCarpe Diemなど、家具や照明の多くがスウェーデンのデザインブランドである。

円形のアイスバスや6つの客室を含むホテルのフローティング部分は、ツリーホテルにも携わった建築家、Bertil HarströmとJohan Kauppiが設計を担当。
6つの陸上キャビンは、ファッションからインテリアまで幅広く活躍するデザイナーのAnn Kathrin Lundqvistが手掛けた。

Kristoffer ÅströmとMaarten De Wilde率いる料理チームが、地元の新鮮な材料を使って生み出す料理もホテルの自慢の一つ。
Kristoffer Åströmは、スウェーデンで“サーミ・シェフ”としてその名を知られており、全国の高級レストランにサーミの味、農産物、調理技術を紹介している。

ホテルレストランの座席数は22席から24席。Stolab、Blå Station、Norrgavelといったデザインブランドが採用されており、厳選されたこだわりの家具で料理を楽しむことができる。

<家具・インテリア>
Ateljé Lyktan
https://www.ateljelyktan.se/
Karl Andersson & Söner
https://www.karl-andersson.se/
Swedese
https://swedese.com/
Carpe Diem Beds
https://www.carpediembeds.se/
Stolab
https://www.stolab.se/
Blå Station
https://www.blastation.com/
Norrgavel
https://norrgavel.se/

Arctic Bath
http://www.arcticbath.se/


北欧ニュース編集員


2018年の初めに北欧ニュースで紹介していた「Arctic Bath」。2018年末の時点では開業は延期になっていたようですが、無事オープンしてよかったです。
コロナで苦しい1年だったかもしれませんが、目の前に広がる美しい非日常的な光景は心からリフレッシュできそう。

ちなみに、Destination Deluxe Awards 2020の「New Hotel of the Year 2020」部門の20のホテルには、日本のラグジュアリーホテル&リゾート「アマン京都」も選ばれていました。

▼関連記事
スウェーデン・ラップランドに、浮かぶお風呂が出現?!(北欧ニュース:2018/02/06)


▼参考URL
アマン京都
Destination Deluxe Awards 2020「New Hotel of the Year 2020」部門


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