2021/04/27 今日は「デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

マッツ主演映画が国際長編映画賞を受賞!第93回アカデミー賞

米ロサンゼルス現地時間の4月25日、第93回目となるアカデミー賞の授賞式が開催され、受賞者、受賞作品が発表された。北欧からノミネートされていたのはデンマークとアイスランドの作品。オスカー像の行方は?

まず、短編アニメ賞にノミネートされていたアイスランドのGísli Darri Halldórsson監督とArnar Gunnarsson監督による『YES-PEOPLE』は惜しくも受賞を逃した。昨年11月にNetflixからリリースされた米のWill McCormack監督とMichael Govier監督の『IF ANYTHING HAPPENS I LOVE YOU(愛してるって言っておくね)』が短編アニメ賞を獲得した。

また、監督賞と国際長編映画賞の2部門でノミネートされていたデンマークの『アナザーラウンド』(英題:Another Round)は、トマス・ヴィンターベア監督初のノミネートとなった監督賞は逃したものの、国際長編映画賞を獲得。同作は、2013年に受賞を逃した『偽りなき者』のマッツとヴィンターベア監督の再タッグ作品として注目されており、見事リベンジを果たした。

ちなみに、デンマークの作品が国際長編映画賞にノミネートされたのは『アナザーラウンド』で13回目。これまでに、ガブリエル・アクセル監督の『バベットの晩餐会』(1987)、ビレ・アウグスト監督の『ペレ』(1988)が連続で受賞、スサンネ・ビア監督の『未来を生きる君たちへ』(2010)がオスカーを獲得し、『アナザーラウンド』で4回目となる。

その他、過去にノミネートされていた作品は、エリック・ボーリング監督の『Qivitoq』(1956)、アストリズ・ヘニング=イエンセン監督の『Paw』(1959)、ベント・クリステンセン監督の『Harry and the Butler』(1961)、カスパル・ロストルップ監督の『追想のワルツ』(1989)、スサンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』(2006)、 ニコライ・アーセル監督の『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(2012)、トマス・ヴィンターベア監督の『偽りなき者』(2013)、トビアス・リンホルム監督の『ある戦争』(2015)、マーチン・サントフリート監督の『ヒトラーの忘れもの』(2016)。

今年の作品賞に選ばれたのは、6部門でノミネートされていた『ノマドランド』。同作でフランシス・マクドーマンドが主演女優賞、クロエ・ジャオ監督が監督賞を受賞し、同作は3冠に輝いた。

第93回アカデミー賞受賞者
https://www.oscars.org/oscars/ceremonies/2021


北欧ニュース編集員


アカデミー賞にノミネートされていたデンマークの作品は、『アナザーラウンド』を入れて13もあるんですね!それから4作品がオスカーに輝いています。また、ヴィンターベア監督は、今回初の監督賞にノミネートということで、今後に期待ですね!

『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督ですが、アジア系女性監督がアカデミー監督賞を受賞するのは史上初。女性監督では2人目ということでも注目されています。


▼マッツ・ミケルセン主演『アナザーラウンド』今週日本公開予定!
9月3日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開予定。
https://anotherround-movie.com/


※来週の配信はお休みです。
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