退職者が過ごすのに最適なヨーロッパの国はどこ？
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米ニューヨークに拠点を置く投資管理会社「Blacktower Financial Management Group」が調査した最新レポートによると、フィンランドが最も、“退職者にとって最適なヨーロッパの国”ということがわかった。
37カ国のヨーロッパの国々が対象となった調査は、犯罪率、リビングコスト、平均寿命、住宅価格、65歳以上の人口比率という5つの項目に基づき、退職者が暮らすのに最適な国が割り出された。
その結果、退職者にとってヨーロッパで最高の国に選ばれたのはフィンランド。報告書によると、フィンランドの壮大な自然、森や湖、そして美しい季節の移り変わりをはじめ、趣のある都市、親切な地元の人々、リラックスしたライフスタイルが、毎年何百万人もの退職者を引きつけており、同国で退職後をゆったりと寛ぎながら楽しみたいと考えている人にとって最適な場所だと評されている。
2位にランクインしたのはスペイン。歴史があり、数多くの魅力的な町、都市、沿岸がある国で、毎年何百万人もの退職者が訪れるという。天気、食べ物、そしてフレンドリーなロケーションが、スペインでリラックスしたいと考える人が多い理由。
その他の北欧諸国ではデンマークが6位に入っており、他国に比べ、比較的低い住宅価格と低い犯罪率でトップ10入りを果たしている。アイスランドが12位、スウェーデンが16位、ノルウェーが22位となっている。
リビングコストだけで見てみると最も高いのはスイスだが、2位にノルウェー、3位にアイスランド、4位にデンマークと北欧諸国が続いた。そのため、退職者にとって最適かどうかといった点では、リビングコストの高さが全体の順位を落とした原因といえる。
＜退職者にとって最適なヨーロッパの国トップ10（2021年）＞
（Blacktower Financial Management Group調べ）
1．フィンランド
2．スペイン
3. スロベニア
4．オランダ
5．イタリア
6．デンマーク
7．ポルトガル
8．エストニア
9．ドイツ
10.オーストリア
北欧ニュース編集員
フィンランドは旅行先としても人気の国ですが、退職後に過ごしたい国としても人気のようです。リタイア後は体が楽な、温暖な気候の国や場所に移動するイメージもありますが、空気がキレイで自然豊かな場所で、ありのままの自分でいられるような所でゆったりと過ごすというのは憧れますね！
