2021/06/15 今日は「フィンランド・ノルウェー・アイスランド」よりこんなニュースが届きました!

北欧出身監督作品が多数出品!7月6日より開催!第74回カンヌ国際映画祭



7月6日から17日まで開催されることが決定した第74回カンヌ国際映画祭。昨年の第73回目の同映画祭は、2020年の5月12日から23日まで開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の流行により、通常どおりの開催は中止となっていた。

今年のカンヌ国際映画祭には、北欧出身監督作品がいくつか選出されている。最高賞パルム・ドールを競うコンペティション部門に出品されたのは、まず、フィンランドのJuho KUOSMANEN(ユホ・クオスマネン)監督による『Hytti nro 6(COMPARTMENT NO.6)』。

原作は、フィンランドの作家、ロサ・リクソムのフィンランディア文学賞を受賞した小説「Hytti nro 6」(2011年)。フィンランドの女子学生とロシアの職人という見知らぬ者同士が、シベリア鉄道でロシア横断の旅をする物語。

2作品目は、デンマーク出身、ノルウェーで活躍するヨアキム・トリアー(Joachim TRIER)監督の『THE WORST PERSON IN THE WORLD』。長編映画監督デビュー作品『リプライズ』(2006年)、『オスロ、8月31日』(2011年)に続くオスロ三部作を締めくくる現代の愛を描いたメランコリック・コメディ。『テルマ』(2017年)以来の最新作だ。

さらに、同映画祭の公式セレクションの一部門で、ある種のビジョンやスタイルを持ったオリジナリティのある作品で映画界の注目を集める「ある視点部門」出品作もある。

アイスランドのValdimar JÓHANSSON監督作『LAMB』は、アイスランドの農場で謎の新生児を見つけ、喜びと幸せと戸惑いの中で育てることにした子供のいない夫婦の物語。北欧を代表するスウェーデン女優、ノオミ・ラパスが主演のマリアを演じている。

また、『リプライズ』、『オスロ、8月31日』、『テルマ』など、ヨアキム・トリアー監督と共同で脚本を手掛けてきたノルウェーのEskil VOGT監督作『THE INNOCENTS』も、ある視点部門に選出された。ある夏の間、大人が見ていないときにだけ子供たちに起こる神秘的な力が明かされる物語。

カンヌ国際映画祭
http://www.festival-cannes.com/


北欧ニュース編集員


日本からは、今年の8月20日に劇場公開される『DRIVE MY CAR(ドライブ・マイ・カー)』(西島秀俊主演)がコンペティション部門正式出品作品に選出されました。国際的に高い評価を得る注目の濱口竜介監督による最新長編作。原作は村上春樹の短編小説「ドライブ・マイ・カー」(2013年)。
北欧からも多くの作品が出品されました!日本での劇場公開もあるといいですね♪

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