2021/09/14 今日は「デンマーク」よりこんなニュースが届きました!

アメリカの砂漠に理想都市が出現!?担当するのはデンマークの建築事務所BIG






Photo by Bjarke Ingels Group

米ウォルマート元CEOのマーク・ロア氏が、アメリカの砂漠に新しい都市の建設の計画を発表。世界各地で活躍するデンマークの「BIG(ビャルケ・インゲルス・グループ/Bjarke Ingels Group)」が設計を担当することになった。

街の名前は「Telosa」。マーク・ロア氏は、Telosaのホームページの映像で、ニューヨーク市のように多様で、東京のように安全で清潔で、ストックホルムのように充実した福祉、サステナブルな都市を目指していると語っている。

BIGは、現代のデンマークを代表する建築家ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels)率いる建築事務所で、アメリカの「Google本社」や「第2ワールドトレードセンター(2WTC))」をはじめ、コペンハーゲンにあるユニークな公園「Superkilen」、「Lego House」、さらには、海上都市「Oceanix City」のプロジェクト、トヨタ社による理想都市「Woven City」(静岡県)の設計も手掛けている。

現在、Telosaの候補地に挙がっているのは、ユタ州、アイダホ州、ネバダ州、アリゾナ州、テキサス州、アパラチア山脈周辺地域。土地は、約60,000ヘクタール(約600平方キロメートル)で、これは、東京23区を合わせた広さ(約630平方キロメートル)に近い大きさになる。

何もない砂漠地域に街を建設する目的は、人間の可能性を広げ、世界で最もオープンで、公平で、持続可能な未来を創造することだという。

まず、初期段階として、2030年までに5万人分が住める住宅が出来上がり、グリーンエネルギーとリサイクル可能な水を使用できるようにするという。また、街の道路は、自転車と歩行者が優先され、職場や学校、その他の施設には、自宅から15分以内で辿り着けることができるよう設計される。2050年までに人口500万人を目指している。

Telosa
https://cityoftelosa.com/

BIG
https://big.dk/

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北欧ニュース編集員


みんなが快適に暮らせる理想的な街が砂漠に出現!?かといって、ユートピア(理想郷)を作りたいわけではないそう。現実を見据えて、今できることは何かを探りつつ、最善の方法を見つけながら新しいアイデアに取り組み、問題を解決し、改善し続けていける都市づくり。世界各地の“いいところどり”した街が誕生する?

※来週の配信はお休みです。

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